チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:5年2組(第2回)

◯ 本の紹介・朗読 『ウェイサイドスクールはきょうもへんてこ』ルイス・サッカー/作、野の水生/訳、きたむらさとし/絵

◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

 

 久しぶりの5年生。体格が良くてびっくりした。大きいなあ。やっぱり高学年ともなると、ぜんぜん違う。態度もきちんとしていて、さすがだ。

 

『ウェイサイドスクールはきょうもへんてこ』

ウェイサイド・スクールはきょうもへんてこ

 まず、前に5年1組で紹介した『ウェイサイドスクール・・・」シリーズを2冊見せて、

「これ見たことある人?」

と聞いてみた。二人、手をあげた。以前1組で紹介した後、学校の図書館で目立つところに出してもらったからかな。

「読んだことある人?」

誰もいない。

 まず、ウェイサイドスクールが、各階に1教室ずつしかない30階建ての学校だということを説明。その30階クラスの一人ずつが主人公になった短いお話が30話入っている。

 その第一話を朗読した。担任のミセス・ゴーフの話。この先生は、生徒を次々リンゴに変えてしまうとんでもない先生。最初からぶっ飛んだ話なのだ。

 子どもたちはシーンとして真剣に(?)聞いていた。

 1組にしたときよりは、うまく紹介できたと思う。読んでくれる子が出るといいけど。

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 少し時間が余ったので、定番絵本からこれを。

 おなじみなので笑いは起こらなかったけど、まあいいか。

 

10分

今年度16回めの児童館おはなし会

Oさん◯ 絵本 『とりを よぼう』川又利彦・榎本功/写真、大久保茂徳/監修、ひやまゆみ/絵 

Oさん◯ 紙芝居 『てんぐのこま』岸なみ/再話、さとうつきこ/脚本、岡野和/絵

私  ◯ 素話 『娘の助言』 山形の昔話

私  ◯ 絵本 『おおさむこさむ』 こいでやすこ

 

 外は雪が残って寒いのに、子どもたちは元気に走り回っていた。今日は結構人数が多くて、48人。

 

『とりを よぼう』

とりをよぼう! (しぜんにタッチ!)

 まず、Oさんが、酉年にちなんで鳥の絵本を読んだ。題名を読むなり「よぼうせっしゅ!」と叫ぶ子あり。

 子どもたちは「スズメ~」などと叫んだり、餌として紹介されているものを読み上げたり、ずいぶん積極的だった。

 小さめの絵本なので、一番後ろからはちょっと見にくかったかもしれない。

 身近な鳥の紹介と餌の用意についてなど、勉強になる写真絵本だ。

 

『てんぐのこま』

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 次は続けてOさんが紙芝居。

「これは静岡県のお話です」とはっきり紹介してから始めた。

絵も見やすくて、お話も難しくなく、おもしろい。

 ちょっとざわざわする子もいたが、食いついてみている子もいた。これに出てくる天狗は、実は怖くないんだね。

 

『娘の助言』

 ここで私に交代。素話から入ることにした。

「さっきの紙芝居は、どこの県の昔話でしたか?」と聞いてみる。

すると、男の子たちが「千葉県!」「山形県!」などと大きな声で答える。いやいやいや、違うでしょ。Oさんの話を全然聞いてなかったんだね。それなのに、とりあえず自分の知っている県名を自信たっぷりに大きな声で答えているのがおかしくて、Oさんは大受けだった。

 見かねて先生が「静岡県」とみんなに言わせた。

 「さて、今度の話は山形県の昔話です」と本題に進む。すかさず「あ、俺の言ったやつだ!」と得意そうな子。いやいやいやいや、それは意味が違うって。

 このお話は、長者が娘の婿を選ぶために村の若者を募集して試験をする話。その中の一人の若者は元々その娘が好きで、身分違いから諦めかけていたのだが、「身分や家柄は一切問わぬ」というおふれを見て喜んでやってきた。

 この若者が試験に臨む時にはどこからともなく歌が聞こえて、助けになるのだった。

「えー、ズルじゃん!」と叫ぶ子あり。そうだね、確かに。

 まあ、ハッピーエンドだからいいことにして。

 

『おおさむこさむ』

おおさむ こさむ (こどものとも傑作集)

 次は私のお気に入りの絵本。ここ数日ずっと雪が降っているので、ぴったりだと思って選んだ。

 新しいマントを着てソリ遊びに出かけていったキツネのきっことイタチのちいにい。そこへ現れたかわいい雪だるまたちと一緒に遊んでいるうちに・・・。

 ゆきぼうずが正体を表したところでは、「ゴースト・バスターズみたい!」という声。うーん、確かに似ている。

 巨大化した怖いゆきぼうずの声を、私は張り切って大声で吠えて言ったので、喉がかれそうになった。

 茶々を入れながらも、みんなよく聞いてくれたと思う。

 

30分。

朝の読書タイム:3年1組(第4回)

◯ 紙芝居 『定義ってなあに?』 赤木かん子/文、きしらまゆこ/絵

◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/作、スズキコージ/絵

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/作、スズキコージ/絵

 

 準備ができるまでちょっと時間がかかった。外は寒く、雪も積もっていたので、外で遊んできたこのほっぺは赤くなっていて、かわいい。

 

『定義ってなあに?』

定義ってなあに? (調べ学習紙芝居シリーズ 17) 品番:9804-0039

 かなり迷ったのだが、これをやってみることにした。読書タイムでは長らく紙芝居をやっていなかったので、舞台を持っていくのを忘れてしまった。仕方ないので手で高く掲げて演じることに。

 『定義』と言う言葉は難しいが、この紙芝居の内容は難しくない。会話形式で進むので取っ付きやすいと思う。

 「日本のみかん」を知らない外国人に説明するのにはどうするか、というのを嶺にとって「定義」とはどういうものかを教えていく。

 うーん。数学でいう「定義」とは違うんだなあ。理系の私にはちょっと引っかかる。 

 子どもたちは、シーンとして聞いていて、わかったんだかわからないんだか、面白がっているんだか退屈しているんだか、全然わからなかった。

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 気分を変えて、安心できる定番絵本に移ることにした。これは何度も読んでいるのだが、「へんなひとかぞえうた」辺りから笑いが起こって、ホッとした。

 読み慣れている絵本だと私も安心。ほとんど覚えているからチラッと見るだけで読める。絵をちゃんと見せることが出来る。

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 残り時間わずかになったので、もう一冊定番絵本を。時間に合わせて早口で読んだ。

 明るい絵と調子の良い言葉で、一日の始まりにピッタリの絵本だ。

 

10分。

図書館でのおはなし会(テーマ:あったまろう)

私 ◯ 紙芝居 『ゆたんぽくん』 おおたか蓮/脚本、山本祐司/絵

職員◯ 絵本 『おでんのゆ』 真珠まりこ

職員◯ 絵本  『てぶくろ』 ウクライナ民話、エウゲーニー・M・ラチョフ/絵、内田莉莎子/訳

職員◯ 手遊び 『ちょちちょちあわわ』

職員◯ 絵本 『おしくら・まんじゅう』 かがくいひろし

私 ◯ 紙芝居 『ちいさいおなべ』 村田エミコ

Sさん◯ 大型絵本 『わにわにのおふろ』 小風さち/作、山口マオ/絵

Sさんと私◯ パネルシアター 『ふしぎなたまご』

 

 朝、雪だったので「今日は誰も来ないかもしれないなぁ~」と思っていたが、始まる頃には雪もやんでうっすら日も出てきた。そのおかげか、近所の保育園の子6人を始め、一般の親子も7~8組来てくれて、盛況だった。みんな1~2歳児のようだった。

 

『ゆたんぽくん』

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 まず、私が紙芝居を。今日のテーマ「あったまろう」に合わせて、ゆたんぽのお話。

 これは8場面で年少さん向けなので、今日のメンバーにはちょうどよかったみたい。

 やかんさんにお湯を入れてもらった「ゆたんぽくん」が、誰かの役に立ちたいと出かけていくのだが、アイスキャンディーくんや白くまくんに嫌がられ、がっかりして布団にもぐると・・・

 絵もシンプルで見やすく、赤ちゃんたちもシーンとしてよく見てくれた。

 

『おでんのゆ』

おでんのゆ

 次に図書館職員の方が、これを読んだ。子どもで一人おでんが大好きな子がいるらしく、はんぺんが出てくると「はんぺん好き~」などと反応して可愛かった。終わったときも「おでん大好き❤」だって。

 これも小さい子に適した絵本だった。絵もかわいいし。

 

『てぶくろ』

てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)

 次は男性職員の方に代わって、有名なこの絵本。子どもたちの心をとらえる永遠の名作絵本なのだが、今日の赤ちゃんたちにはちょっと早かったかもしれない。途中で飽きてざわざわし始めてしまった。それでも、かぶりつきで見ていた子もいたから、個人差があるのだろうな。

 

『ちょち ちょち あわわ』

ここで別の女性職員の方に交代し、手遊びをした。気分転換にちょうどよかったと思う。小さい子も一生けん命やっていて、これまた可愛かった。

 

『おしくら・まんじゅう』

おしくら・まんじゅう

 続けてその職員の方が、かがくいひろしさんの絵本を読んだ。絵本自体が小さいのがちょっと残念だが、興味は引いていたようだ。

 

『ちいさいおなべ』

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 ここでまた私が紙芝居を演じた。

 大きいお鍋、どっしりお鍋、中くらいのお鍋、みんな大活躍なのに、小さいお鍋だけはなかなか出番がなくて寂しい思いをしていた。そんなある日・・・。

 お話は単純で、食べ物も出てくるし、赤ちゃんも出てくるので、結構よく見てくれた。

 

『わにわにのおふろ』

わにわにのおふろ (幼児絵本シリーズ)

 Sさんに交代し、大型絵本登場。私は押さえとページめくりを担当した。大型絵本用の台はあるのだが、この大型絵本はページの紙がペラペラなので、押さえていないとちゃんと開いていてくれないから。

 主人公のわにわにがお風呂に入って出るまでの様子を描いているだけのお話だが、子どもたちには(お風呂に?)親しみがあるらしく、よく見てくれた。ワニの動きを表す擬音も効果的だと思う。

 

『ふしぎなたまご』

ふしぎなたまご (増田裕子のミュージックパネルおたのしみセット)

 最後に、Sさんと私でパネルシアター『ふしぎなたまご』を、アカペラで歌いながら演じた。部品が大きく、見やすかったと思う。

 子どもたちは目を見張って集中していた。たまらず前に出てきてしまう子もいたけれど、じゃまになるほどではなかった。

 最後にロケットが発射するところでは「お~」と(お母さんたちからも?)声が上がった。

 

30分ぐらい。

 

 

 

 

 

 

朝の読書タイム:2年1組(第6回)

◯ 絵本 『ヒヨドリのピピのおはなし』 松野正子/作、降矢なな/絵

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

 

 今年に入って初の読み聞かせ。

 今朝起きたら雪がちらついていて、薄っすらと積もっていたので、ちょっと緊張した。でも、子どもたちは元気いっぱい、むしろ楽しそうに外で遊んでいた。

 そのため、席につくのがちょっと遅くなったみたい。

 

ヒヨドリのピピのおはなし』

ヒヨドリのピピのおはなし

 

 酉年にちなんで、鳥の絵本から。

ヒヨドリって知ってる?」と聞いてみたが、反応したのは1~2人だけ。この辺にいっぱいいるんだけどね。

 飛ぶ練習を始めたヒヨドリの子どもピピが主人公のお話。内容は『こすずめのぼうけん』と似ている。

こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)

 

 しかし、ヒヨドリのピピのおはなし』はもっとリアル。

 ヒヨドリの絵は図鑑のように本物そっくりだし、

こどもたちは、ひに ひに おおきくなり、おばねも のびて、おとうさん、おかあさんと みわけがつかないくらいに なりました。

 と、現実通りにしてある。『こすずめのぼうけん』では親子の区別をつけるために無理に子スズメを小さく描いていたのだったが、このヒヨドリのピピのおはなし』はそんな小細工はしていない。

 「ピーヨッ!」というヒヨドリの鳴き声も忠実だし、

  ぱたぱたぱた、つーいっ! という ヒヨドリの ほんしきのとびかた についても書いてあって、勉強になる。

 私は読みながら、つい手振りを加えてしまった。

 これをきっかけに、身近な鳥ヒヨドリに注目して、観察してくれたらいいな、と思う。

 9分近くかかる長めの絵本だが、子どもたちは飽きもせず、真剣に聞いてくれた。

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 「もっとないの?」と前の席の子がせがんでくれたので、短い定番絵本を読むことにした。「あるよー、短いのね」と言ったら、「こんにちワニ?」というつぶやきが聞こえたが、今日は『もりもりくまさん』の方にした。

 時間に合わせて早口バージョン。気分を盛り上げて、締めた。

 

10分。

 

 

 

今年度15回目の児童館おはなし会

私  ◯ 絵本 『クリスマスのちいさなほし』 オリガ・ヤクトーヴィチ/作、松谷さやか/訳 「こどものとも」1999年12月号

Oさん◯ 絵本 『もちづきくん』 中川ひろたか/文、長野ヒデ子/絵

Oさん◯ 紙芝居 『こめだしえびすさま』 荒井悦子/文、いわぶちさちこ/絵

 

 35人ぐらい。初め行儀が悪くて館長先生に叱られていた。ちょっと騒がしかったけれど、読み始めたらシーンと静かになった。

 

『クリスマスのちいさなほし』

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 いつもは素話と絵本なのだが、今回はクリスマスの絵本だけにした。家で計ったら10分以上かかるので。

 これは「こどものとも」月刊誌で、単行本にはなっていない。絵は柔らかくて、遠目にはちょっと見にくいかもしれないが、素敵なお話なので読むことにした。

 人が寝静まった夜中、クリスマスツリーの飾りたちが、自分が一番偉い、と言い合いを始めて騒ぎ出し、そのせいでてっぺんに飾られていたガラスの星が落ちて割れてしまう。飾りたちは仕方なく代わりの星を探しに夜空へ出ていく。

 飾りの中で一番の年長者(?)らしい金色の玉が重要な役割を果たすのだが、「金色の玉」という言葉が出てくるたびにクスクス笑う男の子がいて、ちょっと気になってしまった。そういう年頃なんだよね。

 

 ここでもうOさんに交代。

『もちづきくん』

もちづきくん

 クリスマスの次はお正月の準備で餅つき、ということでこの絵本。そういうつながりになるように私がクリスマスの絵本を先に読むことにしたのだ。

 「もちづきくん」が張り切ってお餅をつく単純な話だが、途中でお餅がびよ~んと伸びてページが長く開くところがあり、ちょっとおもしろい。

 「猫の手も借りたい」というもちづきくんのところへ本当に猫が来て手伝ってくれるし。

 

『こめだしえびすさま』

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 畑で土まみれになっている恵比寿様を見つけ、きれいに洗ってあげたら、なんと恵比寿様の鼻の穴からお米がポロポロ出てくる。

 一人の子が「お米だ!」とすぐに当てて、いい感じだったのだが、その後「えー鼻の穴から出てくんの?きったねえ~」とか「絶対鼻くそついてるぞ」とかいい出す子がいて、ちょっと雰囲気が壊れた感じ。まあ、素直な反応なんだろうけど。

 お話は、お米が出てくる様子を隣人が盗み見て、恵比寿様を借りに来る。昔話の定番。そして、隣人は小さな鼻の穴からチョボチョボとしかお米が出てこないのがじれったくなって・・・・。

 なかなか楽しい話だった。

 

25分ぐらい。今年最後の児童館おはなし会だった。

 

朝の読書タイム:1年1組(第4回)

◯ 絵本 『きょうりゅうがすわっていた』 市川宣子/作、矢吹申彦/絵

◯ 絵本 『みぢかなとりのずかん』 大島英太郎/作、唐沢孝一/監修 「かがくのとも」2002年2月号

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

 

 いい天気なので日差しが眩しく、絵本が「光る!」と言うので、カーテンを閉めてもらった。「うん、この方が見やすい」って。

 

『きょうりゅうがすわっていた』

きょうりゅうが すわっていた (こどものとも絵本)

 今年最後の読み聞かせなので、私の大好きなクリスマスの絵本を。これは2000年の月刊「こどものとも」だが、最近ついに単行本で出版された。嬉しい。

 これは去年も1年生に読んだ↓。

 

chocolate-doughnuts.hatenablog.com 

chocolate-doughnuts.hatenablog.com

 

  今年は1組でしか読めなかった。残念。

 このクラスは、担任の先生が「しーッ!」と言ったりするせいか、おとなしく聞いているのだが、恐竜は好きみたいで表紙を見せた時や窓からシルエットが見えた時、「わぁ」というかすかな反応があった。

 そのひ、パパは キャベツを 30こ かってかえった。

というところでは「30こも?!」と驚いていた。私は思わず「恐竜は大きいからね」と言いそうになったが、ぐっと耐えた。

 これ、何度読んでも、いい話だなあ。

 

『みぢかなとりのずかん』

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 この絵本に出てくる鳥は、スズメ、ムクドリヒヨドリシジュウカラキジバトメジロツグミハクセキレイ、モズ、ハシブトガラス、トビ。

 どれもこの近所で普通に見られる鳥たちだ。それぞれの鳥の絵と解説が結構詳しく載っている。子どもたちは絵を見て「見たことある!」と声を上げるが、名前はスズメやカラス以外はあまり知らないようだった。

 小さい字の解説まで全部読んでいると時間がかかりすぎるので、大きな字のところだけを読み、大きさやよく見られる場所などについて私なりにちょっと解説を加えた。

 最後に表紙に戻って、「この鳥は?」と当てさせようとしたが、ほとんど正解は出なかった。「スズメ」だけはみんな大きな声で答えていた。

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 最後に、定番の『もりもりくまさん』を読んだ。このクラスでは3回目。

「あ、それ!」と嬉しそう。

 今日は残り時間に合わせて、ちょっと早口で読んだ。

 子どもたちは、1ページ毎に笑ってくれた。

 楽しい1日の始まりになったね。

 

12分。