Sさん◯ 手遊び 『トントントントンひげじいさん』
私 ◯ 大型絵本 『くだもの いろいろ かくれんぼ』いりかわこうじ
Sさん◯ 紙芝居 『パンダさんパンダさん なにしてるの?』とよたかずひこ
私 ◯ 紙芝居 『のりもの いっぱい』 こわせたまみ/作、塩田守男/絵
Sさん◯ 大型絵本 『おべんとうバス』 真珠まりこ
私 ◯ 紙芝居 『アゲハチョウのたんじょう』 今森光彦
Sさん◯ 歌とペープサート『山の音楽家』
Sさん◯ 絵本 『あかちゃん もってる』吉田戦車
私 ◯ 大型絵本 『たまごのあかちゃん』
小雨が降っていたせいか、20組以上の親子が来ていてびっくり。0~2歳児。みんな、絵本を聴きに来たわけではなく、児童館に遊びに来たわけで、落ち着かない子も多くて大変。これはいつものことだけど。
『トントントントンひげじいさん』
Sさんの手遊びから。なんとなく注目は集まった。
『くだもの いろいろ かくれんぼ』
初めのページは色だけで、型抜きのページをめくると果物になる。大きい子達はすぐにわかって、「りんご~」「バナナ~」とか叫んでいた。
ところが、始めて間もなく、二人くらいの子が前に出てきて絵本に触ろうとしてきた。おいしそうな果物があるからだろう。気持ちはわかるのだが、他の子に見えなくなってしまうので、仕方なく私は立って大型絵本を高く持って読むことにした。かなり重いので辛かったのだが、これでなんとか進められた。
『パンダさんパンダさん なにしてるの?』
その様子を見ていたからか、Sさんは紙芝居の舞台から引き抜いて、手持ちで高く掲げて始めた。確かにその方がよく見えるし、邪魔されない。
パンダさんがにらめっこして変な顔をしている場面では笑いが起こった。ざわざわしていたけど、見ている子はちゃんと見ているのだ。
後ろの方でおしゃべりしているお母さんたちには、なんとかならないのかな~と思ってしまうが。
『のりもの いっぱい』
私は机の上に椅子を乗せて高くして、そこに紙芝居の舞台を乗せて演じることにした。これで大丈夫。
これは、ちょっと古い紙芝居。子どもの好きそうな乗り物が、次々と出てくるだけのものだが、男の子たちは結構好きそう。「しんかんせん!」などと声を上げていた。かなり昔の型の新幹線だけど、ちゃんとわかってくれた。
『おべんとうバス』
これは小さい子に大人気の絵本。お弁当の中身が次々とバスに乗り込んでいく。一つ一つのおかずが可愛い。
ガヤガヤしていた子どもたちも、この時は、ちょっとだけ静かになったようだ。
『アゲハチョウのたんじょう』
今森光彦さんのすばらしい写真紙芝居。虫が好きな子もいるかな~と思って選んできた。アゲハチョウの一生を写真で追いかけるもので、特に緑色になった青虫が天敵を追い払うためにオレンジ色の角を出すところは、すごい迫力。
『山の音楽家』
Sさんが歌いながら身振りを付けて、みんなにやってもらおうとしていたが、実際に乗ってきた子はあまり多くなかった。ペープサートを出して見せていると、それを奪いに何人かの子が前に来てしまった。なかなか手ごわい。
『あかちゃん もってる』
これは小さな絵本だが、絵がはっきりしていて遠目が利く。もってるものが予想外だったりするので、大人が見てもおもしろい。赤ちゃんでも、分かる子は反応してくれる。
『たまごのあかちゃん』
大型絵本だから、なおさら大迫力。まあ、卵からいろんなものが生まれてくるだけなんだけどね。
鳴き声とか色とか大きさとか数とか、変化があって、おもしろいと思う。
これで20分ちょっと。ちょろちょろバタバタしている子どもたちがいたし、前に出てきて邪魔しちゃう(?)子たちもいたし、おしゃべりに夢中なママたちもいたし、こちらはいつも以上に声を張り上げなければならず、疲れた。
でも、まあこんなもんだよね。