チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:6年2組(第4回)

◯ 絵本 日本の神話第3巻やまたのおろち』船崎克彦/文、赤羽末吉/絵

◯ 絵本『きょうりゅうがすわっていた』 市川宣子/作、矢吹信彦/絵

 

 このクラスも、しっかりしていて、皆自主的にすぐに席に着いた。

 

日本の神話第3巻やまたのおろち

日本の神話〈第3巻〉やまたのおろち

 さすがに「やまたのおろち」は聞いたことがあるという子が多かったようだ。でも、単なる昔ばなしとして知っているのかもしれないので、一応、神話とか日本の神様の話とか、「やまたのおろち」の前の話とかを軽く説明してから始めた。

 これは、ストーリーがいかにもお馴染みの昔話的で、とてもわかりやすい。難しい言葉もそれほど多くない。また、全て右ページに絵、左ページに文、という構成になっているので、私の右側に絵本を持って読むと読みやすいし、絵も見せやすい。

 終わってから、「須佐之男命(すさのおのみこと)や天照大御神(あまてらすおおみかみ)、櫛稲田姫(くしなだひめ)の名前は覚えておいてね」と言っておいた。

 また、話の中に、箸が川を流れてきたのを見て須佐之男命が川上に人が住んでいるとわかる場面があるが、これが太古の昔から日本人が箸を使っていた証拠になるのだという話もした。

 この本は、シリーズの中では短めで、7分ちょっとで読める。

 

『きょうりゅうがすわっていた』

きょうりゅうが すわっていた (こどものとも絵本)

 5分余ったので、この時期にしか読めない、大好きなこの絵本を読むことにした。ほっこりしてほんとにいい話だ。毎年読みたいくらい。

 

13分ぐらい。

図書館でのおはなし会(テーマ:クリスマス)

図書館職員◯ 手袋人形で歌『おはながわらった』

図書館職員◯ 絵本『だれのあしあと』ふくだとしお

図書館職員◯ 絵本『いちごさんがね』とよたかずひこ

私    ◯ 紙芝居『たんばりん じゃんじゃん』八木田宣子/脚本、和歌山静子/絵

図書館職員◯ 手遊び『キャベツの中から』

図書館職員◯ 大型絵本『まどから おくりもの』五味太郎

私    ◯ 紙芝居『だれのごちそう?』ねもとまゆみ/脚本、夏目尚吾/絵

Sさん   ◯ 大型絵本『ぐりとぐらのおきゃくさま』 中川李枝子/作、山脇百合子/絵

Sさんと私◯ ペープサート『森のクリスマス』

 

 初め、親子2組しかいなくて寂しいなと思っていたら、近所の保育園の子ども達6人が加わり、その後また親子2組が来てくれて、結局子ども10人になった。1~2歳が中心。

 

『おはながわらった』

 図書館職員が手袋人形を使って歌った。目を楽しませる意味でも導入にいい感じだ。

 

『だれのあしあと』

だれのあしあと

 これは、雪の上についた足跡が誰のものか当てる絵本。ただ、大人でも結構難しく、小さい子なのでなおさら当てることはできない。それでも、子どものよく知っている動物が次々と出てくるので、それに反応していた。

 

『いちごさんがね』

いちごさんがね‥ (おいしいともだち)

 とよたかずひこさんの「おいしいともだち」シリーズの一つ。いちご6こ、ずんずん進んでいって、最後はケーキの上に落ち着くというお話。クリスマスにちょうどいいと思った。このシリーズの決まり文句「しんぱい ごむよう!」を一緒に言ってくれる子もいた。

 

『たんばりん じゃんじゃん』

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 いよいよ私の出番。クリスマスパーティーに賑やかに音楽を、というイメージでこれを選んだ。じゅんちゃんがタンバリンを見つけてジャジャンと叩いていると、トトンと音がしてやってきたのは、カスタネットを持ったリスさん。そうして次々に楽器を持った動物たちがやってきて、最後は賑やかに音楽会!

 単純なので、飽きずに見てもらえた。ここで一曲歌いたいところだったが、今日は無し。

 

『キャベツの中から』

 図書館職員の方がお馴染みの手遊びを入れた。常連の子は覚えていて、一緒に歌ってくれた。

 

『まどから おくりもの』

まどから★おくりもの (ビッグブック―五味太郎・しかけ絵本)

 これは、実は私が読もうと思って選んでいた絵本だったが、図書館職員の方が読むというので譲った形。

 サンタクロースが家々を訪ねていく。窓から見えた姿から、家の中に誰がいるか考えてプレゼントを置くのだが、実はその予想はことごとく外れ。 

 でも、見ていると、かなりわかりにくい。絵が全体的に派手でカラフルなので、どこに注目していいのかわからない。そして、サンタクロースが「ここはどうやら~のおうち」と言った後、開いてみるとぜんぜん違う動物がいるのだが、そこは絵だけで、「あれ、違った、~さんだった」などといった言葉の説明はない。

 そういう勘違いを楽しむ絵本だということに、大人でも初めのうち気づかなかった。かなり進んでから、一人の子が「違う!きつねさん!」と気づいていた。

 もう少し年齢の高い子に読んであげるといいと思った。もしくは、アドリブでちょっと解説を入れるとか。

 

『だれのごちそう?』

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 また私が紙芝居を演じる。

 森のどんぐりや松ぼっくり、虫、葉っぱなど、誰が食べるのかを紹介する紙芝居。リアルな絵でわかりやすく、子どもにも受け入れられると思う。大人でも勉強になる。

 

ぐりとぐらのおきゃくさま』

ぐりとぐらのおきゃくさま (大型絵本)

 Sさんが大型絵本を。私は押さえる係をした。

 お馴染みのぐりとぐらの家に来たお客様は一体誰?手がかりが少しずつ出てくる。

 ちょっと長めのしっかりしたお話だが、図書館に来る子どもたちは飽きずにちゃんと聞くことができた。

 

『森のクリスマス』

 最後はSさんと私で音楽ペープサート。サンタクロースが動物たちにそれぞれピッタリのプレゼントを袋から出してあげる。

 ♪メリーメリークリスマス トゥユ~ 

の繰り返しが多いので、耳に残り、楽しんでもらえたと思う。

 

ちょうど30分。

朝の読書タイム:6年1組(第5回)

◯ 絵本『ことりをすきになった山』 マクレーラン/文、カール/絵

◯ 絵本『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 私が覗いた時はまだ先生がいらっしゃらなかったのだが、子どもたちが声を掛け合ってすぐに席について用意してくれた。おかげで数分早く始められた。

 

『ことりをすきになった山』

ことりをすきになった山 (エリック・カールの絵本)

 これは各ページに文が結構長いし、漢字もたくさん使われている(ふりがなは振ってある)。内容も、割と大きい子向けだと思う。いつも6年生に読んであげることにしている。

 静かによく聴いてくれた。絵もよく見せるようにした。特に最後の2ページは字がなく、絵で語っているので、ゆっくり見せた。

 6年生にもなると、心に思っていることを口に出したりしないので、反応はわからないが、心に残ってくれればいいなと思う。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 締めはいつものこの絵本。これは大人になっても覚えていてほしい。

 

13分ぐらい。

朝の読書タイム:4年2組(第1回)

◯ 絵本『きょうりゅうがすわっていた』 市川宣子/作、矢吹申彦/絵

◯ 素話『白い石と黒い石』

◯ 絵本『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

 

 それで、この日私は本当は4年1組になっていたのだが、Oさんと替わってもらって4年2組に入ることにした。なぜか今年度4年2組だけ一度も割り当てがなかったので、このまま年度が終わってしまったら残念だと思ったのだ。毎年4年生に語ることにしている『白い石と黒い石』を逃してしまうから。

 

『きょうりゅうがすわっていた』

きょうりゅうが すわっていた (こどものとも絵本)

 とはいえ、初めはクリスマスに因んで、この絵本にした。このクラスはとてもおとなしい。ほとんど反応がないので、楽しんでいるのか退屈しているのか、理解しているのかキョトンとしているのか、なかなか判別できない。それでも、多分気に入ってくれたのだろうと信じよう。

 

『白い石と黒い石』

 そして、メインの、この話。私はもう慣れているので、結構うまく語れたと思う。これにも反応はほとんどなかった。表情も変わらないし、最後に賢い娘がうまいことやったときにも、「ほう」とも言わない。

 こういうこともあるんだな。でも、皆こちらに注目して真剣に聴いてくれていたのだから、大丈夫、わかってくれたと思う。

 chocolate-doughnuts.hatenablog.com

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 最後に1~2分あったので、その残り時間に合わせたスピードで調子よく、お馴染みのこの絵本を読んだ。それにしても、この無反応、どうしても気になる。

 

13分ぐらい。

 

 

朝の読書タイム:3年2組(第3回)

◯ 絵本『きょうりゅうがすわっていた』市川宣子/作、矢吹申彦/絵

◯ 絵本 『のってみたいな』たむらしげるこどものとも年少版2018年11月号)

◯ 絵本『トイレとっきゅう』織茂恭子

◯ 絵本『こんにちワニ』中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

『きょうりゅうがすわっていた』

きょうりゅうが すわっていた (こどものとも絵本)

 クリスマスの季節になると読みたくなる大好きな絵本。実はこの3年生が1年生のときに読んだことがあるのだが、誰一人覚えていなかった・・・・。子どもにとっての2年は遥か昔のことなのかな。同じ本を何度も読まないと心に残らないのかな。

 なにはともあれ、今日また読めてよかった。皆、楽しんで聴いてくれた。そして、嬉しいことに、最後の「きょう 6さいになった きみと、 どこかで 6さいになっている きょうりゅうの こに かんぱい!」のところで「ああ、そういうことか」と言う声が聞こえた。意味がちゃんとわかっていたんだな、とほんとに嬉しかった。

 chocolate-doughnuts.hatenablog.com

 

『のってみたいな』

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 それよりショックだったのは、つい1ヶ月半ほど前にこのクラスで読んだこの絵本。「これ、前に読んだっけ?」と表紙を見せると、「読んだ~」と「知らない」「読んでない」と半々ぐらいに分かれたこと。覚えてないのかい??

 ページを開いていくとさすがにだんだん思い出したようだが、まるで初めてのように盛り上がって「乗りたい!」、氷の船のところでは「溶けちゃうじゃん」、くじらの潜水艦では「口から水が入ってきちゃう」、雲のひこうきでは「どうやって帰るんだろう?」など、口々に言っていた。

 

『トイレとっきゅう』

トイレとっきゅう (こどものともセレクション)

 これも定番絵本なのだが、覚えていない子が多かった。トイレが遠足に出かけちゃうという奇想天外なお話。子どもたちは「おしっこ」とか「うんち」とかいう言葉が出てくるだけで大喜び。一体なぜなんだろう?

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 さすがにこれはみんな覚えていて、喜んで声を出して一緒に唱えてくれた。

終わって帰るときに「おもしろかった~」という声が聞こえて嬉しかった。

 

15分弱。

 

 

2018年度14回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 紙芝居『冬のわらたば』津谷タズ子/脚本、西山三郎/絵

Oさん◯ 絵本『きっておとこ』 殿内真帆 こどものとも年中向き2017年9月号

私  ◯ 素話『ウナギつりのおじいさん』

私  ◯ 絵本『ふしぎなおみせ』井上洋介 こどものとも年中向き2000年7月号

 

 学校では面談週間なので、終わる時間が早く、児童館にいる時間が長い。でも、45分ぐらいみんなでお散歩してきたとのことで、子どもたちは落ち着いていた。

 いつものようにOさんの紙芝居から。

 

『冬のわらたば』

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これは16画面で10分ぐらいかかる長いお話。そして怖い話。でも今日は子どもたちみんなシーンとして真面目に聴いていた。

藁束の中から出てきた小さな怪しい男は蜘蛛の化け物で、じいさまは蜘蛛のネバネバの糸に捕まってしまう。

男の正体はなかなかわからず、怪しい感じだけが不安をかきたてる感じ。そのへん、うまくできていると思う。

 

『きっておとこ』

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 実際の切手を貼ってできている絵。でも、今の子どもたちには切手はあまり身近なものではないみたい。「おうちに切手ある?」と聞いても反応はなかった。

 でも、この絵本は切手の色や図柄を活かして、なかなかおもしろくできている。

 

 ここで私に交代。

『ウナギつりのおじいさん』

 これは「まのいいりょうし」という絵本に似ている話。大ウナギを釣り上げたおじいさん、苦労もせずに運良く次々といろんな獲物が手に入る。

 子どもたちを引きつけるために、獲物を復習するときに数などを答えてもらったりした。こうすると、みんな嬉々として答えてくれるからかわいい。

 

『ふしぎなおみせ』

ふしぎなおみせ こどものとも年中向き 2000年7月号

 Oさんが長い紙芝居をやると言っていたので、私は軽めの絵本を選んできた。

 これは、空想のお店がいろいろ出てくる絵本。子どもたちは楽しくコメントを入れながら聴いていた。

 「ふりこや」では「振り子って何?」と聞かれたし、「あなや」で穴を買った場面では「どうやって持って帰るんだ?」。「バッタや」でバッタの足を買ったときには「ええ?バッタ殺しじゃん」だって。

 それぞれ想像をふくらませて楽しんでもらえた。

 

25分ぐらい?

朝の読書タイム:2年1組(第4回)

◯ 絵本『金貨をくれるへび』おのえたかこ/再話、寺岡正道/絵

◯ 絵本『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

◯ 絵本『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

 

 このクラスも体育着に着替え中だった。でも、間もなく始められたのでよかった。

 

『金貨をくれるへび』

金貨をくれるへび―インド古典説話「パンチャタントラ」より

 昨日の1年生に読んだのと同じ。 

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  このクラスでも静かに聴いてくれた。終わってから「ちょっと怖かった?」と聞くと首を振っていた。

 

『かぞえうたのほん』 

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 これを出すと、喜ぶ子、「知らない」と言う子、「あ、覚えてる」と言う子、いろいろだった。

 程よく笑ってくれて、楽しく読めた。

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 最後にまた定番のこの絵本。こっちは覚えている子が多かった。時間に合わせた速度で、調子よく読んで「では、今日ももりもり元気に過ごしてください」と締めた。

 

10分。