チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:特別支援学級(第2回)

◯ 絵本 『バナナのはなし』 伊沢尚子/文、及川賢治/絵

◯ 絵本 『まどのむこうの くだもの なあに?』 荒井真紀

◯ 絵本 『カニツンツン』金関寿夫/文、元永定正/絵

 

2学期最初の読み聞かせは特別支援学級。10人ぐらいなので、普通より距離が近い。

 

『バナナのはなし』

バナナのはなし (かがくのとも絵本)

 「バナナ好きな人?」と聞いたら、2人を除いてみんな手を上げた。好きじゃない子もいるんだね。

 この絵本は、バナナがどのように育っていくかを解説している科学絵本だ。でも、全然堅苦しくなくて、とても親しみやすい。

 絵もわかりやすいので、子どもたちは引き込まれていたようだ。

 名作だと思う。

 

『まどのむこうの くだもの なあに?』

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 次は字のない当て物の絵本。果物の外側の絵と切った絵が交互に出てきて、それぞれ小さな窓から一部を見せて当てるようになっている。

 さすがに「ざくろ」は誰も知らなかった。でも、他のものはみんな元気に答えてくれた。絵はとてもリアルでおいしそう・・・

 

カニツンツン』

カニ ツンツン (こどものとも傑作集)

 これを出すと「あ、おもしろいやつ!」と声が上がった。

 早口言葉みたいで、読むのは難しいけど、子どもには人気のあるナンセンス絵本。

「ツンツン」という赤いカニのようなものが何度も出てくるのがポイント。

 

ちょうど10分。

 

 

2019年度7回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 絵本 『なんのかたち なつ』 ビーゲン・セン/作、永井郁子/絵

Oさん◯ 大型絵本 『かわいそうなぞう』 土家由岐雄/作、武部本一郎/絵

私  ◯ 素話 『ぞうのはながながいわけ』

私  ◯ 絵本 『すいかのたね』 さとうわきこ

 

やっと涼しくなってきて、子どもたちも外で遊べるようになった。元気に遊んで、中に入って一休みしてからおはなし会。45人ぐらいいた。みんな朝からいるんだよね。

 

『なんのかたち なつ』

なんのかたち なつ

 これは当て物なんだけど、なかなか難しい。形を組み合わせると何になるか当てるもので、子どもたちは一生懸命答えを出すが、正解が出るほうが少なかった。次のページの答えを見ても「え~?ちょっと戻して」と、前の形がどう組み合わされたのか納得行くまで見たがる子が結構いた。私でもそんな感じだった。

 でも、盛り上がった。

 

かわいそうなぞう

かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)

 終戦記念日直後なので、戦争ものを持ってきたのだろう。

 大型絵本なので、私も押さえるのを手伝った。これは有名な実話なのだが、子どもたちには新鮮だったようだ。初めのうちザワザワしていたものの、だんだんしーんとして聞き入っている様子。

 読んでいるOさんも、私も、思わず泣きそうになってしまったが、耐えた。

 

『ぞうの はなが ながいわけ』

 しんみりした後、ちょっとやりにくかったけれど、象つながりでこの話を持ってきた。昔、象は鼻が短かったが、知りたがり屋の小象がワニに「何を食べるの?」と聞いたばかりに鼻をかまれて・・

 容易に展開が読める話なので、子どもたちも「かまれるぞ」「だから伸びたんだ」などと言いながら聞いていた。

 

『すいかのたね』

すいかのたね―ばばばあちゃんのおはなし    こどものとも傑作集

 最後は季節モノでこの絵本。久しぶりにばばばあちゃん

 子どもたちはだんだん疲れて眠くなってきたのか、シーンとしていたが、私は(怒ったスイカの種の台詞など)結構声を張り上げて読んだ。

 ほんとに寝ていた子もいたかもしれないけど。

 

図書館でのおはなし会(テーマ:むし)

図書館職員◯ 手遊び 『おはながわらった』

図書館職員◯ 絵本 『むしいろいろかくれんぼ』 いしかわこうじ

図書館職員◯ 絵本 『まぁるくなーれ』鈴木智子(こどものとも0・1・2 :2019年9月号)

私 ◯ 紙芝居 『むしさんのおさんぽ』 得田之久/脚本、ペドロ山下/絵

Sさん◯ 大型絵本 『なつのいちにち』 はたこうしろう

Sさん◯ 音楽手遊び 『ゆびにんじゃ』

図書館職員◯ 絵本 『むしさんどこいくの?』 得田之久

私 ◯ 紙芝居 『つよいぞカマキリくん』 今森光彦

Nさん◯ 大型絵本 『とべバッタ』 田島征三

図書館職員◯ 手遊び 『さよなら あんころもち』

 

 今日も来てくれる子が少なかった。4組だけ。しかも、だんだん少なくなっていった。悲しい。

 

『おはながわらった』

 図書館職員が手袋人形を使って歌った。

 

『むしいろいろかくれんぼ』

むしいろいろかくれんぼ (これなあに?かたぬきえほん)

 とても小さい絵本なのだが、今日は子どもも少なかったし、ちゃんと見えたと思う。答えてくれるような子はいなかった。

 いしかわさんの絵本は、ページをめくるとピタッとハマって絵が現れるところが気持ちいい。これも、いろんな身近な虫が登場するので、子どもにはたまらないだろう。

 

『まぁるくなーれ』

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 いろんな動物がまぁるくなるだけの赤ちゃん絵本。絵がとても可愛い。

 

次は私の紙芝居。

『むしさんのおさんぽ』

むしさんのおさんぽ (年少向けおひさまこんにちは)

 いろんな虫さんが、カブトムシさんの背中で一休みしていると・・・。

 シンプルな絵と、身近な虫がかわいく登場して、ほっこりする話。ちょっと迫力に欠けるけど、こういうのもいいね。

 

『なつのいちにち』

ビッグブック なつのいちにち

 これは夏の雰囲気全開の大型絵本。主人公の男の子が、田舎で虫取りをする様子が生き生きと描かれている。「シャーン シャーン」「ハア ハア」など擬音も豊富。字は少ないけれど、絵で読ませる絵本。臨場感がある。

 

『ゆびにんじゃ』

 CDの歌に合わせて、ゆびにんじゃの手遊びをした。「やぁ!」と言うところは声を出してくれた(はず)。小さい子も結構一生懸命やってくれた。

 

 

『むしさんどこいくの?』

むしさん どこいくの? (とことこえほん)

 これもさっきの私の紙芝居と同じ得田之久さんの作品。今まで意識していなかったが、得田之久さんは虫の絵本や紙芝居をたくさん書いている。私も何度も使わせてもらっていた事に気づいた。

 

『つよいぞカマキリくん』

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 これは私の好きなカマキリの写真紙芝居。カマキリの独白で話が進む。200匹ぐらいの兄弟が生まれたのに、おとなになれたのは俺1匹だけ。というのがすごい。怖そうなカマキリでも、小さい時は天敵も多く、大変なんだ。

 

『とべバッタ』

とべバッタ (田島征三)

 大型絵本だから、絵が映えてとてもきれいだし、迫力もある。

 紙芝居でカマキリがバッタを食べるシーンがあったので、関連があっていいと思う。以前保育園でおはなし会をしたときも、この2つはセットにしていた。

 これは永遠の名作だなあ。

 

『さよなら あんころもち』

最後に図書館職員の方が恒例の手遊びをして、おしまい。でも、最後までいてくれたのは一人だけだった。。。、

 

25分

 

2019年度第6回めの児童館おはなし会

Oさん◯ 絵本『つくもがみ』京極夏彦/作、東雅夫/絵

Oさん◯ 紙芝居『カマキリのぼうけん』江川多喜雄/脚本、藤本四郎/絵

私  ◯ 素話 『お化け車』滋賀県の民話

私  ◯ 絵本 『まどの むこうの くだもの なあに?』 荒井真紀

 

 外は暑いが、児童館の中は冷房が効いている。夏休みなので子どもたちは朝から児童館に来ている。40人以上いた。

 

『つくもがみ』

つくもがみ (京極夏彦の妖怪えほん)

 先にOさんに「怪談ですか?」と聞いたら、「違います。ものを大切にする話」と言われたのだが、絵は怖かった。

 特に、妖怪の姿よりも、それに驚いている子どもの顔が怖い。目玉が飛び出ている。子どもたちも「わ!目が!」と一気に引き込まれていた。

 話自体は、実は楽しい話なのだが、何しろ絵の迫力がすごい。

 

『カマキリのぼうけん』

紙芝居 カマキリのぼうけん (紙芝居 だいすき!ちいさないきもの)

 こちらは、真面目なカマキリの一生(?)の話。卵から生まれたところから、数々の天敵に脅かされながら、生き抜いていく姿が描かれている。最後に、番になるところまでで終わっていたので、ちょっとホッとした。雌が雄を食べるところはなかった。

 

私に交代。

『お化け車』

ギィー、ギィーという擬音を効果的に使って、ちょっと怖い話を盛り上げた。怖いけれど、温かい終わり方で、私は好きだ。

子どもたちは、静かに聞き入っていた。

 

『まどの むこうの くだもの なあに?』

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 最後は当て物。窓から見える一部から、果物を当てる。子どもたちは元気よく答えてくれた。最後の「ざくろ」だけは答えが出ず、先生が答えてくれた。でも、次のページの切った絵を見せて「食べたことある?どんな味がした?」と聞くと、「すっぱい」という声が複数聞こえた。

 これは、後ろから開くと、切った絵の一部が見えて当てるクイズになる。なかなか優れものの絵本だ。Oさんは「これ、私も買う!」と言っている。

25分。

 

朝の読書タイム:1年2組(第1回)

◯ 素話 『ふくらし粉』

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

 

 1学期の最後になって、やっと初めて1年2組に回ってきた。初対面の子も多いので一応自己紹介したが、児童館でお馴染みの子もたくさんいて、そういう子は「児童館で知ってる~」と得意げ。

 

『ふくらし粉』

 chocolate-doughnuts.hatenablog.com

 いつも1年生の一番最初に語ることにしている『ふくらし粉』、必ず喜んでくれる。1年生は途中で「また食べられるよ」「やっぱり!」「もうリスだけじゃん」などいろいろつぶやきを入れてくれるのも楽しい。

 また、クマが出てくる場面が近づくと耳をふさいだり、歌を歌いながら歩くところで笑ったり、反応も良かった。次々にクマに食べられるところは、わざとユーモラスに語るのでそのたびに笑いが起こった。

  

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 ここからは定番絵本の紹介。「さっきのクマは怖かったけど、これは優しいクマですよ」と言って関連付けて読んだ。リズムのいい言葉と、明るくて派手な絵に、魅了されていたようだ。「早口言葉みたい」と言う子もいた。確かに。 chocolate-doughnuts.hatenablog.com

 

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 最後に、これも定番絵本。初めのうちは調子良かったのだが、途中、廊下で他の先生達が何かしゃべっているのがうるさくて気が散った(担任の先生がドアを閉めてくれたが)。また、誰かが突っついたとか何とか、子どもたちの間で揉め事が起こったらしく、さらに集中力が著しく落ちてしまった。残念。 

chocolate-doughnuts.hatenablog.com

 

15分。

朝の読書タイム:特別支援学級(第1回)

◯ 絵本 『わらしべちょうじゃ』 植垣歩子

◯ 絵本 『せんのはっけん』 鈴木康博 (かがくのとも2019年2月号)

 

 今年度特別支援学級は3クラスあり、総勢10名以上。みんな元気がいい。ただ、教室が狭いため、全員集まると結構きつい。私が立つところとの距離が詰まっていて、端の方の子は見にくいだろう。椅子を動かしていいよ、と言ったものの、ちゃんと見せようと思うと私が読みにくくなり、ちょっと苦労した。

 

『わらしべちょうじゃ』

3わらしべちょうじゃ (日本昔ばなし絵本)

 「わらしべちょうじゃ」にもいろんな絵本があるが、昔話らしい、親しみやすい絵のこの絵本を選んだ。

 ”牛車(ぎっしゃ)”、”たんもの”、”ごふくやさん”など、子どもたちには馴染みのない言葉が出てくるので、ササッと一言ずつ説明を入れながら読んだ。

 思ったより長くて、飽きるんじゃないかと心配になったが、一応最後まで静かに聞いてくれた。

 

『せんのはっけん』

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 長いお話を聞いて少し疲れたと思うので、2冊めは気楽に楽しめる参加型の写真絵本にした。

 身近にある「線」に注目した絵本。子どもたちは元気よく答えてくれた。黄色い線のところで「ビール!」の声が飛び交ったのには驚いた。なるほどね。実際はかたむけたコップの中のオレンジジュースの線だ。スイカのところでは「スイカ!」と「かき氷!」に答えが分かれた。正解はスイカ

 和やかな雰囲気で終わることができた。

 

10分。

図書館でのおはなし会:テーマ『なつ』

図書館職員◯ 絵本 『なつのおとずれ』かがくいひろし

私 ◯ 紙芝居 『むしのおうさまカブトムシ』 今森光彦

Nさん◯ 大型絵本 『ぴょーん』 まつおかたつひで

図書館職員◯ 手遊び 『さかながはねて』

Sさん ◯ 紙芝居 『じゃがいもへんしーん』 間所ひさこ/脚本、いちかわなつこ/絵

私 ◯ 大型絵本 『うみきりん』 あきやまただし

図書館職員◯ 絵本 『はなびドーン』 カズコ・G・ストーン

Sさん ◯ エプロンシアター『おおきなかぶ』

 

 今日は子どもが少なくて、あわやゼロかも?と思ったら、なんとか赤ちゃん連れのお母さんが3組だけ来てくれた。最初から最後までじっと聞いてくれたのは、一番小さい4~5ヶ月ぐらいの赤ちゃん。

 

『なつのおとずれ』

なつのおとずれ (PHPわたしのえほんシリーズ)

 かがくいひろしさんの、可愛くて楽しい絵本。でも、優しい線だし大型ではないのでちょっと見にくかったかも。今日は人数が少なかったからいいんだけど。

 

『むしのおうさまカブトムシ』

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 次は私の紙芝居。迫力のある写真のカブトムシに、1歳ぐらいの男の子が引き付けられて、じっと見ていてくれた。今森光彦さんの虫の写真紙芝居シリーズはとても好き。絵本の間に挟むと写真は目を引くし、虫好きの子どもは喜ぶ。

 

『ぴょーん』

ぴょーん (ポプラ社のよみきかせ大型絵本)

 次はNさんお得意のこれ。動物が一匹ずつぴょーんと跳ぶだけの絵本なので、小さい子にはとてもいい。縦開きで、ぴょーんと高く跳ぶ感じがよく出る。今日は大型絵本だから、Sさんと二人がかりで押さえてやった。一人では無理かな。

 

『じゃがいもへんしーん』

じゃがいも へんしーん! (年少向けおひさまこんにちは)

 じゃがいもがだんだん調理されて行く過程を描いている。一緒に「とんとんとん」と切ったり、つぶしたり、参加型になっている。今日は赤ちゃんだったからなかなかできなかったけど、お母さんたちは一緒にやってくれた。

 最後はポテトサラダのできあがり。ほんとの赤ちゃんよりは、もう少し大きい子(2~3歳)のほうがよかったかも。

 

『うみきりん』

読みきかせ大型絵本 うみキリン (よみきかせ大型絵本)

 私が大型絵本を読む。これは絵がダイナミックで目を引くので赤ちゃんでもいいかな、と思ったけれど、ちょっと難しかったかもしれない。最後の方だったので、さすがに集中力も切れたかな。

 とても綺麗な絵でお話もいいのだけれど、今日の3人のうち2人は脱走しかかった様子。

 

『はなびドーン』

はなび ドーン (とことこえほん)

 これもきれいな絵本なのだが、大型ではなかったので、迫力に欠けた。赤ちゃんたちは飽きていたし、読み手の声も小さめだったし。

 

エプロンシアター『おおきなかぶ』

 最後はSさんのエプロンシアター。単純だけど、最後に大きなかぶがほんとに大きく広がったのには思わず「わあ」と(お母さんたちから)声が上がった。

 

25分ぐらい。