Kさん◯ 紙芝居 『アリとキリギリス』
Kさん◯ 絵本 『おおかみと7ひきのこやぎ』
私 ◯ 素話 『口のわるいかえる』(「ちゃあちゃんのむかしばなし:中脇初枝」より) http://www.webfukuinkan.com/magazine/260
私 ◯ 絵本 『いろはにほへと』 今江 祥智/文, 長谷川 義史/絵
午後4時半から。この季節になるともう暗い。そのためか、何となく落ち着いた雰囲気だった。今日は1~3年生の32人。
『アリとキリギリス』
はじめに相方のKさんが小さめの紙芝居『アリとキリギリス』を手持ちで演じた。最初のうちはざわついていた子どもたちも、始まると結構静かに聞いている。
『おおかみと7ひきのこやぎ』
次に続けてKさんが絵本『おおかみと七ひきのこやぎ』を読む。これは横長の結構大きな絵本だ。
しかし驚いたのはKさんの持ち方。
子どもたちは床に体操座りをしていて、Kさんは椅子に座っている。それはいいのだが、Kさん、なんと自分の頭上に絵本を両手で掲げて読み始めたのだ。
これはきつそうだ。Kさんの腕大丈夫だろうか。 また、高すぎて子どもたちも首が疲れないだろうか。
しかし、私が割り込むわけにも行かず、見守るのみ。Kさんは、何とか最後までその体制で読み切った。
この絵本は、大きいし、絵もよく見ると美しいのだが、遠目には輪郭がはっきりしなくてちょっと見にくいかもしれない。私の目が悪いせいかな。
さて、ここで交代して私が出て行った。
『口のわるいかえる』
ちょっと気分を変えるために素話を。
ごく短い『口のわるいかえる』にした。昔話だから、テキスト通り語らなくてもいいよね。
もちろん、地の文はなるべくきちんとした言葉でスラスラと語るように気をつけたが、途中で「口のわるい」の説明を入れたり、「ミミズが干からびて死んでるの、みたことある?」と聞いたりしてみる。そういう部分は、ちょっと口調を変えて、挿入っぽくした。
素話は一方的に聞く感じではなく、顔を見ながらで一体感があるので、私は好きだ。
『いろはにほへと』
最後に、ちょっと長めの絵本『いろはにほへと』を読む。
これは、絵がはっきりしていてお話も楽しいので、長いけど大丈夫だと思って選んだ。
読む速度に緩急をつけて、飽きさせないように工夫した。
でも、ところどころ、つっかえてしまった。文章が長いだけに、もっと念入りに練習しておくべきだったな。
あと、新しい絵本なので、折り目をつけてきたつもりでも、やはり真ん中の折り目辺りに書かれた文を読む時は苦労した。
読み終わったら、児童館の館長先生が「いろはにほへと、もっと長いんですよね。みんなで一度言ってみましょう」と声をかけてくださったので、この絵本の扉に書かれている「いろはにほへと・・・ゑひもせす」を一緒に唱えた。
これで30分弱。
[ Kさんの絵本の持ち方については、終わった後職員室で記録簿をつけるときに、私も実際にその絵本を持ってみて、話をした。]