◯ 紙芝居 『ひゃくまんびきのねこ』 ガァグ/原作、高橋五山/脚色、川本哲夫/絵
◯ 絵本 『おうじと たこと きょじんのくに』 牧野夏子/文、殿内真帆/絵 こどものとも2010年9月号
◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵
『ひゃくまんびきのねこ』
『ひゃくまんびきのねこ』を取り出すと、「知ってる~」の声。そりゃそうだよね、ロングセラーの名作だもの。
でも、始めると静かに聞き入っていた。
紙芝居は、子どもたちの顔を見ながら演じられるので楽しい。引き込まれている様子がよくわかった。
終わってから改めて「このお話知ってた人?」と聞いてみると、ほとんどの子が手を上げた。
多分、この↓絵本で知っていたのだと思う。
しかし、紙芝居は絵本の「100まんびきのねこ』とはちょっと違うのだ。絵もガァグのものではないし、文も高橋五山の脚色が入っている。
違うのは、100万匹の猫たちが一番かわいいのは自分だと言い張って争う場面。
原作ではお互いに食い合ったとなっているが、紙芝居では、喧嘩になったところで竜巻が起こり、猫達は吹き飛ばされてしまうのだ。
多分、猫が共食いするなんて残酷だということで変えたのだろう。
その是非はなんとも言えないが、子どもたちは違和感もなく聞いていた。
「違う!」と言う子は一人もいなかった。
『おうじと たこと きょじんのくに』
2冊めは『おうじと たこと きょじんのくに』にした。
どんどん大きな巨人が出て来るのがおもしろい。
王子と300人のお供が何日もかけて旅したところを、最後の巨人は三歩で行ってしまったところで、驚く声が聞こえた。
『こんにちワニ』
ほとんど時間になっていたが、最後の締めに定番の『こんにちワニ』を。
このクラスでもこれまでに2回読んだことがあるのだが、なぜか初めてのような顔をして聞いていた。
これは1分もかからず終わって、今朝はおしまい。
5分早く始められたので、15分間。