◯ 絵本『ニットさん』たむらしげる
◯ 絵本『ねこ どんなかお』
◯ 絵本『おおぐい ひょうたん』西アフリカの昔話 吉沢葉子/再話、斎藤隆夫/絵
元気よく合いの手を入れてくれる子たちがいて、やりやすかった。うるさいほどではなく、ちょうどいい反応。
『ニットさん』
編み物の得意なニットさん、何でも編んでしまう。しかし、家を編んだ時には
「え?大丈夫なのか?」
猫を編んで、その猫が動き出すと
「え?生きてるのか?」
その猫にあげるために魚を編むと
「え?食べられるの?」
月を編むと
「え~!? 月まで?!」
と声が大きくなった。
そして、しまいには地球まで・・・・・唖然としていた。
『ねこ どんなかお』
絵がはっきりしていて、わかりやすい絵本。
読み始めてすぐに、なぜか児童の何とか委員会からのお知らせの放送が入り、中断する羽目に。しかたがないので、もう一度最初から読んだ。
この絵本、ストーリー性はほとんどなく、「ねこ ~すぎ」のフレーズが繰り返され、調子がいい。
あっという間に終わってしまうが、感覚で楽しむ絵本だ。子どもたちも楽しんでいたと思う。
『おおぐい ひょうたん』
「これはちょっと怖いよ」と言ったら、「知ってる~!食べられちゃうんだよ」とネタバレする子がいたので、「しーっ。秘密ね」と抑えた。
ぴょんぴょん跳ねる不思議なひょうたん、最初は楽しいのだが、突然豹変し、
『にくが くいたい、にくが・・・・』
と言って主人公の女の子の足にしゃぶりつく。
もちろんハッピーエンドなのだが、この
『にくが くいたい、にくが・・・・』
が繰り返し出てきて、ちょっと怖いかな、と思ったのだ。
でも、終わってみると、
「怖くなかった」
と言われた。
絵もはっきりしていて、アフリカらしく、私は好きな絵本。
『かぞえうたのほん』
これは定番の絵本。でも、取り出すと珍しく
「え~、なんでまたそれなの?」
と不満そうな声を出した子がいて、ちょっとがっかりした。確かにこれは何度も読んでいるからね。
でも、構わずに読むと、結構笑いも起こっていい雰囲気だった。
13分位かな。