◯ 落語絵本『ばけものつかい』 川端誠
◯ 絵本『アナボコえほん』 井上洋介
◯ 絵本『トイレとっきゅう』織茂恭子(こどものとも2002年5月号)
◯ 絵本『こんにちワニ』中川ひろたか/文、村上康成/絵
いつものように早めに教室に入ると、先生はいらっしゃらなかったが、みんな席についていた。ラッキー♪
「今年インフルエンザにかかった人?」と聞くと、
半分ぐらい手をあげる。「A型!」「おれ、AとB!」など、何やら自慢そう(?)。
このクラスは学級閉鎖にもなったほどだったのだ。
「インフルエンザに罹らないで頑張った人!」と聞くと、残りの半分がにこにこ手をあげる。
そうこうするうち、みんな準備ができたようなので、5分位早いけどさっさと「おはようございます」の挨拶をして、始めることにした。
『ばけものつかい』
落語絵本は子どもにはおもしろさがわかりにくいものが多く、私はなるべく選ばないようにしているのだが、この『ばけものつかい』は話が単純なので大丈夫かなと思って持って来た。
ちょっと長いけれど、静かに聞いていた。笑いが起こるわけでもなく、おもしろさがわかったかどうかは「?」。
終わった後、「疲れた・・」とつぶやく子がいて、どういう意味だっがのかなと思った。長い話を聞くのが疲れたのか、お話の中のばけものがこき使われて疲れただろう、と共感したのか。多分前者だろうな。
『アナボコえほん』
次はナンセンス絵本の天才井上洋介さんの絵本にした。いろんなものにアナボコが開いてしまって、「なんだこりゃ」という場面の連続。
でんしゃの ゆかに アナボコ あくと
つりかわだけが たよりです
の場面では、電車の床全体が穴になっていて、しかも電車は鉄橋の上を通っているので、お客さんたちはつり革にぶら下がって恐怖の表情をしている。
他にも
でんしんばしらに アナボコ あくと
いぬの おしっこ むこうに ぬける
とか、大人でも吹き出してしまう。
この絵本は、子どもたちも楽しんでくれたようだ。
『トイレとっきゅう』
これは定番絵本なので、何度も読んでいるが、みんな大好き。子どもたちは「トイレ」とか「おしっこ」とか「うんち」とかいう言葉が出てくるだけで大喜びする。
しかもこれは、「トイレ」(便器)が遠足に出かけてしまうという奇想天外のお話なので、好きみたい。
『こんにちワニ』
最後は定番中の定番のこの絵本。何度読んでも笑ってくれる。
さよな ラーメン
ごきげん ヨーヨー
これで今年度の小学校での読み聞かせはおしまい。