チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

2015年度4回めの児童館おはなし会

私    ◯ 素話 『花に化けた山姥』 福娘童話集6月3日の百物語

私    ◯ 絵本 『ハルおばあさんのオルガン』 なるみやますみ/作。高畠純/絵

Oさん◯ 絵話 『ふしぎなおうち』

Oさん◯ 絵本 『くだものだもの』 石津ちひろ/文、山村浩二/絵

Oさん◯ 絵本 『ゴリオとヒメちゃん』 アンソニー・ブラウン/作・絵、 久山 太市/訳

 ハルおばあさんのオルガンくだもの だもの (福音館の幼児絵本シリーズ)ゴリオとヒメちゃん (児童図書館・絵本の部屋)

 今日はOさんとふたりで。

 日が長くなったので、4時ではなく4時半からにしたいと言われる。今日はもう来てしまったので、4時20分頃から始めた。

 1~3年を中心に39人。女の子はさっさと整列して座っているが、男の子は集まりが遅い。そして、いつもの二人が今日も落ち着かない。まあ、気にしないことにする。

 

『花に化けた山姥』 

 初めに私が素話。落ち着かない子がざわざわしてちょっとうるさかったが、ほとんどの子は夢中で聞いてくれた。

 この話は、めでたしめでたし~で終わらず、続きがあって、しかも最後は庄屋さんが山姥に食べられてしまうという衝撃の結末。昔話でこんなのってアリ?とびっくりしたけど、私はおもしろいと思ったので語ってみた。

 「おしまい」と終わった後、子どもたちは唖然として数秒間は固まっていた。そして、その後「怖くなかった…」などと小さな声で言っていたので、ほんとは怖かったのかな?

 あまり小さい子には、この話はやめたほうがいいみたい。

 

『ハルおばあさんのオルガン』

 そして、次は長くてしっかりしたお話の絵本。10分かかるが、展開もおもしろいので、みんなし~んとして最後まで聞き入っていた。

 音楽図書館を開いているハルおばあさんのオルガンは「人を幸せな気分にする魔法のオルガン」だという。そのオルガンを盗もうと忍び込んだ二人組の泥棒、ビビとベソは…。

 途中、ちょっとドキドキして、それからほのぼのとして、幸せな気分になれるいいお話。

 

【ここでOさんと交替】

 

『ふしぎなおうち』

 紙で折って作ったおうちで、中の動物の位置を手品風に換えて見せるもの。でも、1年生は最近児童館でこれを作ったそうで、仕掛けもやりかたも知っているとのこと。始める前にそれを聞いていたにも関わらず、外さずにやるんだから、Oさんすごい。

 「知ってる~」「作った~」「できるよ~」と言われながらも、にこやかにやって見せていた。

 

『くだものだもの』

 まず、表紙を見せて、「この果物は何でしょう?」と、ひとつひとつ聞いていた。私ならこれはやらないなぁ。子どもたちは元気にいろいろ答えていたけど、収拾がつかなくなりそうで。

 案の定、読み始めてからも、わいわいと賑やかな感じだった。これはダジャレの絵本だし、じっと聞くのではなく参加している感じで、これはこれでいいのかもしれない。

 

『ゴリオとヒメちゃん』

 これは文字が少なく、絵で見せる部分が多い絵本。絵本自体も大きくて、絵がはっきりしていて、読み聞かせに向いている。

 大きなゴリラと小さなネコの仲良し物語。その対比がよく出ている。ストーリー的にはあっけないけれど。

 

 ここまで終わったら、館長先生が間髪入れずに「はい、ではおしまいです」と打ち切り。まあ、だいたい時間だったし、私も潮時だろうと思っていたからいいんだけど、まるで待ちかねていたみたいで、ちょっと気になった。

 

30分。