◯ 絵本 『たまごからうま』 酒井公子/再話、織茂恭子/絵
◯ 絵本 『やさいのせなか』 きうちかつ/作・絵
◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか、村上康成
みんな席に着くまでちょっと待ってから始めた。だいたいみんな行儀がいい。
『たまごからうま』
ベンガルの民話。「知ってる~」の声もあったが、読み始めると落ち着いた。
ちょっと長いけれど、絵も文も迫力があるせいか、飽きずに聞いている。
「うまのたまご」と言われてかぼちゃを売りつけられた男の、とぼけた話。たまごが途中で孵って、生まれた馬が逃げ出したと思い込む男が、いろんな動物をその馬と勘違いして次々に追いかける。
最後は、走る虎の背中に一晩中しがみついて、朝になってギョッとする。
それでも最後は懲りずに「今度はなんのたまごを・・・」などと言っているところが最高。
走っている場面がほとんどなので、勢いがついて、読むのがつい早口になってしまう。それで、ときどき間を入れるようにした。
『やさいのせなか』
次は参加型の絵本。これは先日1年生に読んだ『やさいのおなか』の姉妹編だが、こちらの方がずっと難しい。何度も読んで知っている私でさえ、「あれ?なんだっけ?」と思うほど。こすり出しをした絵から、何の野菜かを当てるもの。
それでも、大きな声で頑張って当てようとしてくれた。実際に当たったのは、はくさいとメロンぐらいのものだったけれど。
『こんにちワニ』
締めはやっぱりこれ。これを取り出すと、子どもたちの顔がほころぶ。
時間がなかったので、超特急で読んで、おしまい。それでもこれは楽しめるからいい。
11分。