チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:1年2組(第2回)

◯ 絵本 『てがみをください』 山下明生/作、村上勉/絵

◯ 絵本 『みずたまり』 なかのひろたか(こどものとも2002年6月号)

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

てがみをください (ぽっぽライブラリ みるみる絵本) f:id:chocolate_doughnuts:20150709102337j:plain

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 

 まず職員室に顔を出すと、教頭先生に「8時15分になってから教室に入ってください。」と言われた。

 以前までは8時15分~30分だった朝の読書タイムが、今年度になってから8時25分までに短縮された。それなら少しでも早く始めようと早めに入るようにしたら、「8時10分になってから入ってください」と言われるようになり、今朝はついに「8時15分になってから」と言われた。

 どんどん追いやられていく感じがする。仕方ないのかな。担任の先生たちが苦情(?)を言っているのかなと思うと、悲しい気持ちだ。

 時間まで校長室で休んでくださいと言われたけど、それは退屈なのでいつものように図書室に上がって5分ほど時間を潰す。

 8時15分になったので教室に入ると、案の定、子どもたちは大量のテスト直しをしていた。担任の先生は「あ、今日読み聞かせだった!」と明らかに忘れていて、あわてて片付けさせる。

 あ~あ。これで貴重な数分が無駄になる。

 そして、もし私が行かなければ「朝の読書タイム」は反故にされて「朝のテスト直しタイム」になっていたことだろう。先生も、やらせなければならないことがたくさんある中、本来の「読書タイム」を守るのは難しいようだ。というか、守ろうともしていないんだろう。

 本来は、先生も一緒に読書をする貴重な時間にするのが理想なんだけどね。

 まあ、せめて邪魔者扱いされないように、なんとか死守したい。

 

『てがみをください』

 今の季節にちょうどいいし、お話もかわいいので久しぶりに読んだ。以前、2年生の国語の教科書に載っていたこともある。

 「ぼく」の郵便受けに住み着いたカエルが、自分宛の手紙が来るのを毎日待ち焦がれている。ついにあきらめて出て行った後、その郵便受けの中で見つけたいちじくの葉に「てがみをください」と書かれていた。「ぼく」はあわてて返事を書くが、もうカエルは帰ってこない。

 ちょっと寂しい結末だけど、素敵なお話だ。1年生はシーンとして聞いていた。

 

『みずたまり』

 いつも梅雨の季節になると読みたくなるこの絵本。実は「こどものとも」の月刊誌

で、単行本としては出版されなかったので、今ではもう手に入らない貴重なもの。こんな素敵な絵本なのに、もったいないなあ。

 ある雨の日、「ぼく」が窓の下にできた水たまりをみていると、魚、ペンギン、オットセイ、カメが、次々と飛び出してくる。みんなが歩き出すので「ぼく」も一緒に行くことに。そのうち、一行は空に浮き上がり…。

 水たまりから動物が出てくる場面では、「ありえない!」「んなわけない!」というつぶやきが聞こえた。でも、その後はもう非現実的なことが起こりすぎて、そういうものかと納得したみたい。

 最後はまたもとの水たまりに戻ってくるので、ホッとする感じ。

 

『こんにちワニ』

 これは前回も読んだので「知ってる~」「前も読んだ~」の声。これは定番の絵本だということは、まだわかっていないんだね。これからも何度も読むからね。

 2回めでもちゃんと楽しんでいた。

 

 これでもちょうど10分。