◯ 『ないた』 中川ひろたか/文、長新太/絵
◯ 『5のすきなおひめさま』 こすぎさなえ/作、たちもとみちこ/絵
元気いっぱいの1年生。挨拶の声も大きい! みんなにこにこして喜んで聞いてくれた。
『ないた』
表紙を見せると「あ、りっちゃんのネコ!」と叫ぶ子あり。そう、国語で習った「サラダでげんき」の絵が同じ長新太さんで、そこに出てくるネコと同じなのに気づいたんだ。長新太さんの絵は特徴的だから。
いい機会だから、「長新太さんの名前も覚えてね」と念を押しておいた。
内容は単純だけど、お話というより科学絵本的な感じ。どういう時に泣くか、おとうさんやおかあさんは泣くか、カラスは泣いているのか、など。
子どもたちは「え~っ?!」とか「泣くよ」とか思ったことをそのまま口に出しながら聞いている。それでも、邪魔になるほどじゃないので、いい合いの手になっている。
終わってから、つい、内容に関連して
「1日1回は泣くっていう人?」
「お母さんが泣いているのを見たことある人?」
などと聞いていたら、元気に手が上がったが、それだけでは済まず、口々に自分の体験を一生懸命話し出してしまい、収拾がつかなくなった。
しまった。1年生にこれをやっちゃいけないんだった。
仕方ないので、なんとかもう一度静かにさせて、次に進む。
『5のすきなおひめさま』
1のくにには、1が だいすきな おうさまが くらしていました。
ここでは、
へいたいの かずも ひとりなら、
おつきの けらいも ひとり、
かっている らくだも 1とう、
・・・
これが、10の国まで続く。おつきの家来までは同じなのだが、飼っている動物と朝ごはんの中身がそれぞれ違っていて、子どもたちはいちいち「へえ?!」とか「バナナ7本も?!」とか反応していた。
そして、5の好きな お姫様が 結婚相手を募集するところからお話らしくなる。贈り物の数が気になるお姫様。選んだ結婚相手は?
少し数の勉強にもなったかも。
『かぞえうたのほん』
最後に定番のこの絵本。何度読んでも同じ所で笑う。
「へんなひと かぞえうた」が人気だが、今日は「ひのたま かぞえうた」にも喜んでいた。ちょっと不気味な感じで読んだからかな。
時間が迫っていたので、やや早口で。
10分。