◯ 絵本 『いぬのおばけ』 長新太
◯ 絵本 『まじょのくつ』 さとうめぐみ
時間通りに教室に入ると、みんなの机の上はテストのプリントでいっぱいでガチャガチャ状態だったが、すぐに真ん中に集まってもらって、なんとか始められた。
『いぬのおばけ』
表紙を見せると、またもや「あ、りっちゃん!」の声。1年生の国語で習った『サラダでげんき』の主人公と同じ顔だから。長新太さんの絵は1年たっても印象に残っているんだなあ。
この絵本は、話が抽象的で不思議すぎて、子どもにはどうなんだろう?と思う。でも、いくら不思議なことや不気味なことが起こっても、そのまま受け入れられるのが子どもなのかもしれない。
道端に寝ている子犬を見つけた女の子が、その子犬をおんぶして病院に連れて行こうとするが、だんだんその犬が大きくなって・・・
『まじょのくつ』
こちらは、子どもの本によくあるパターンのしっかりしたストーリーのお話。
魔女の靴を拾った子牛が、それを頭に乗せるとくっついて強そうな角になり、真っ黒な体のほうが似合うなあと思って体の白い模様に触ると、その白い模様が外れて真っ黒な牛になる。今度はその白い模様を見つけたタヌキが・・・
と、順番にいろんな動物が変わっていく話。
なかなかおもしろいのだが、終わった後「長かったね」とつぶやいた子がいたので、ちょっと退屈した子もいたのかと思った。
これでぎりぎり10分。