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チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

特別おはなし会:1年2組

◯ 素話 『番ねずみのヤカちゃん』リチャード・ウィルバー/作、松岡享子/訳

◯ 絵本 『はかせのふしぎなプール』中村至男(こどものとも2015年9月号)

◯ 絵本 『ふうせんであそぼう』 髙橋淳/文、フィリップ・ジョルダーノ/絵(かがくのとも2015年10月号)

◯ 絵本 『どっとこどうぶつえん』中村至男

◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

◯ 絵本 『へろへろおじさん』 佐々木マキこどものとも2014年2月号)

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 6年生のクラスで研究授業があり、それ以外のクラスは自習になるのだが、1年生を1時間自習にするのは心配だとのことで、読み聞かせボランティアで引き受けることにした。私ともう一人で、1組と2組にそれぞれ入ることになった。

 いつもは朝の読書タイム10分間だけなので、45分まるまる使うのは初めて。何をしようか考えたが、せっかくの機会だから素話で『番ネズミのヤカちゃん』を語ろうと思いついた。これは25分もかかる長いお話なので、なかなか語るチャンスがないのだ。それを軸に、後は様子を見ながら絵本を読むことにする。

 

『番ねずみのヤカちゃん』

番ネズミのヤカちゃん (世界傑作童話シリーズ)

 

 初めてこのお話に出合って惚れ込み、1ヶ月もかかってやっと覚えたのは15年も前。それから何度か語ったが、もう何年もしていない。それで、昨日と今日の午前中、もう一度復習して覚え直し、一生懸命練習した。

 私は本の通り一字一句同じに語ることはなく、私の言葉で語るタイプだ。だから普通は創作物は避けて、昔話に限って語っている。でも、これは元は英語なのだから、(翻訳者の松岡享子さんには悪いけれど)多少言い回しなどを変えても構わないだろうと思う。

 何度も出てくる歌の部分は、「おはなしのろうそく」の本には楽譜が載っているそうだが、私は昔から自分で作ったメロディーで歌っていて、今さらこれ以外考えられない。また、音節が合わないため歌詞もちょこっと変えてある。

 さて、今日の本番。あとで紹介しようと思って本は持って行ったが、見せずに完全に素話で語る。

「長いお話だけど、おもしろいからよく聞いてね」と言って始めた。

 落ち着いて順調に進められたのだが、まったくまったく、1年生ってやつは思ったことを全部口に出すんだ。反応が手に取るようにわかっていいのだけれど、時々それに飲まれて語りが滞ってしまう。

 もちろん「ヤカちゃん」の大声には笑ったり、耳を塞いだり、どよめいたりして、それは想定内。

 でも、動揺させられたのは歌の部分。特にネコの歌では、私はどうしても身振りを入れて語るような歌い方になる。「♪ふとい前足があって」のところでは腕を前に出すし、「♪鋭い爪が」のところでは爪を見せる。そうすると、子どもたちはビビって騒ぐのだ。しかも「♪頭から食われてしまうよ~」のところでは、「きゃ~」とか言われてしまった。そんなに盛り上がるところでもなかったんだけど。

 「ネズミ捕りの歌」も「ネコの歌」も私は同じメロディーで歌うので、耳慣れたのか、4回めの時にはなんと、1人のお調子者の男の子が一緒に歌い出した! これにはびっくりして、私が危うく歌詞を間違えそうになってしまった。

 そして、その子は立ち上がって踊り出す始末。

 それはそれでよかったのだけど、他の正義感あふれる女の子が「静かにしてよ!」「◯◯君、ちゃんと座りなよ!」とたしなめてくれちゃうものだから、お話の流れが遮られてちょっと困った。

 でも、それを別にすれば、みんな最後まで真剣に聞いてくれた。ヤカちゃんがネズミ捕りやネコに捕まるんじゃないかとドキドキしている様子も分かったし、泥棒が登場する場面では、「泥棒だ!」というつぶやきがいっぱい聞こえた。

 細かいミスはあったものの、なんとか無事、最後まで惹きつけて語ることができたと思う。

 終わってから、本を見せて「このお話をもう一度本で読みたい人は、これが図書館にあるから、借りに行ってね」と紹介した。「絵もあるの?」と聞いてきた子もいた。

 

『はかせのふしぎなプール』

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 本当はこの後、ネズミが出てくるお話の絵本を1冊読もうと思っていたのだが、例のお調子者くんが疲れて飽きそうな様子だったのと、私もヤカちゃんの大声と熱唱で思った以上に疲れて声も枯れそうになっていたため、変更した。でも、あと20分もあるのに、持つかな・・・。

 みんなに当ててもらう参加型のものとして、これを出した。

 私はもうあまり声を出したくなかったので、ゆっくり当ててもらった。それでもいつものように盛り上がった。

 

『ふうせんであそぼう』

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 もう一冊同じ中村至男さんの絵本を用意してあったが、当てものを続けるのもどうかと思い、「かがくのとも」から1冊読むことにした。

 声が枯れる~! 思ったより文章が長かった。そして、子どもたちは口々にいろんなことを言ってくるし。

 

『どっとこどうぶつえん』

どっとこ どうぶつえん (こどものとも絵本)

 やっぱり当てもので凌ぐしかない。これは文がなくて、純粋に当ててもらうだけだからいい。

 みんな大きな声で瞬時に当てて、満足したようだ。私としてはもっとゆっくり当ててもらいたかったのだけど。 

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 ここからは定番絵本でいくことにする。1年生だから、定番と言ってもまだそれほど回数は踏んでいない。

 この本も、まだ驚いたり笑っったりしてくれた。

 

『へろへろおじさん』

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 『トイレとっきゅう』とどちらがいいか聞いてみたら、『へろへろおじさん』の方が少し多かったのでこちらにした。

 「知ってる」と不満気な子もいたが、「でも、おもしろいじゃん」という子も多かったみたい。

 おじさんが次々と災難に遭うたびに笑ってくれるが、以前読んであげたことがあるから次に何が起こるか知っていて、先取りしてわざわざ言う子がいた。どっちみち、すでに全員知っているんだから、ネタバレってほどじゃなくて、別にいいんだけどね。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 最後の締めには、これ。

 「覚えている人は一緒に言ってね」というと、唱和してくれた。

 

45分。正直声が疲れた…。やっぱり「ヤカちゃん」の大声のせいだろう。