◯ 『からすたろう』 八島太郎
◯ 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵
◯ 『カニツンツン』 金関寿夫/文、元永定正/絵
すごく久しぶりの3年1組。宿題集めをしていたが、すぐに席についてくれた。
『からすたろう』
今日はちょっと重い内容の『からすたろう』を持ってきた。
初めに「これはこの本を書いた八島太郎さんが小さい時のことを思い出して書いた話だそうです。見て分かる通り、かなり昔の話です。」と紹介してから始めた。
私の読み方はあまりうまくなかったけど(特にカラスの鳴き声は…)、みんなシーンとして真剣に聞いてくれた。
「ちび」と呼ばれて、いつもひとりぼっち、授業中もただのお客さんだった子が、磯辺先生に出会い、認められて、学芸会でカラスの鳴き声のいろいろを披露。聞く人の心を打ったという話。「ぼくたち みんなは、その ながい あいだ、 ちびに どんなに つらく あたったかを おもいだして、なきました。」
『もりもりくまさん』
1日の始まりだから、ちょっと気分を変えないといけない。ここで陽気な定番の『もりもりくまさん』を読むことにした。
これはお得意なのでスラスラと、楽しく読めた。絵も明るいし言葉も調子がいい。
みんなの顔が明るくなった。
『カニツンツン』
そして、あと1分あったので、スピードを上げてこちらの定番絵本。カラフルだが不思議な抽象的な絵と、調子はいいけど意味不明な感じの言葉。それがよく合っていて、意味はわからなくても楽しい気分になる。
久しぶりだったせいか、クスッと笑い声も聞こえて、これも楽しく読めた。
ちょうど10分。