チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:2年3組(第4回)

◯ 絵本 『スーホの白い馬』 大塚勇三/再話、赤羽末吉/絵

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 2年3組は2ヶ月ぶり。みんな落ち着いていた。

 

スーホの白い馬

スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)

 「これ、読んだことある人?」と聞いてみると、手が上がったのはわずかに数人。

「読んだことはないけど、なんとなく知ってる」程度の子もいた。こんな名作、知らずにいるなんてもったいない。お馴染みすぎるかと思っていたが、そうではなかった。これを選んできてよかった。

 モンゴルに伝わるちょっと悲しいお話。絵もダイナミックで、子どもたちはみんな惹きつけられていた。

 競馬のシーンでは、スーホの白馬がぶっちぎりの1位で、「すごい!」と声が上がった。

 殿様に無理やり白馬を奪われるシーン、白馬が背中に矢を受けながらもスーホの元へ駆け戻ってくるシーン、スーホに看取られて白馬が息を引き取るシーンなど、私は昔泣かずには読めなかったものだが、今ではやっと普通に読めるようになった。

 子どもたちはどう受け取ったのだろうか。

 10分かかる長めのお話だったが、集中して聞いてくれたし、終わってからもしんみりした雰囲気が残っていた。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 そのしんみりした雰囲気もいい感じだったのだが、朝なので元気づけが必要かなと思い、定番のこの絵本を出した。

 子どもたちの顔がパッと輝いた。

「一緒に言ってみよう」と誘って、みんなで唱和した。これはわずか数十秒で終わる。

 

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10分。