◯ 絵本 『スーホの白い馬』 大塚勇三/再話、赤羽末吉/絵
◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵
2年3組は2ヶ月ぶり。みんな落ち着いていた。
『スーホの白い馬』
「これ、読んだことある人?」と聞いてみると、手が上がったのはわずかに数人。
「読んだことはないけど、なんとなく知ってる」程度の子もいた。こんな名作、知らずにいるなんてもったいない。お馴染みすぎるかと思っていたが、そうではなかった。これを選んできてよかった。
モンゴルに伝わるちょっと悲しいお話。絵もダイナミックで、子どもたちはみんな惹きつけられていた。
競馬のシーンでは、スーホの白馬がぶっちぎりの1位で、「すごい!」と声が上がった。
殿様に無理やり白馬を奪われるシーン、白馬が背中に矢を受けながらもスーホの元へ駆け戻ってくるシーン、スーホに看取られて白馬が息を引き取るシーンなど、私は昔泣かずには読めなかったものだが、今ではやっと普通に読めるようになった。
子どもたちはどう受け取ったのだろうか。
10分かかる長めのお話だったが、集中して聞いてくれたし、終わってからもしんみりした雰囲気が残っていた。
『こんにちワニ』
そのしんみりした雰囲気もいい感じだったのだが、朝なので元気づけが必要かなと思い、定番のこの絵本を出した。
子どもたちの顔がパッと輝いた。
「一緒に言ってみよう」と誘って、みんなで唱和した。これはわずか数十秒で終わる。
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10分。