◯ 絵本 『おばけとモモちゃん』 松谷みよ子/文、武田美穂/絵
◯ 絵本 『どうぶつさかさまなあに』 織田道代/作、竹内通雅/絵
◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵
いよいよ今年度最後の読書タイム。入って行くと、みんな椅子を移動しているところだった。すぐ目の前まで迫ってくる子たちも多い中、あえて後ろの方に固まって座っている子もいる。
チャイムが鳴り終わるのを待って読み始めることにした。
『おばけとモモちゃん』
この絵本は縦書きなので左手で持つ私にはページ送りが楽。しかし残念なことに、文字が全部左ページに書かれていて読みにくい。反対ならいいのになぁ。
お話は、10円持って本物のおばけを買いに行くモモちゃんの天然ぶりに、人を怖がせようと頑張るおばけたちもお手上げというもの。
絵はシンプルではっきりしていて見やすい。モモちゃんの台詞はやや高めの声で区別して読んだ。
子どもたちは静かに聞いていたので、反応はわからなかったが、楽しんでいたんじゃないかな。
ただ、担任の先生が(この先生は前回もだったが)、私が読んでいる最中にもかかわらず、姿勢の悪い子に遠慮なく注意するので、気になってしまった。多少姿勢が悪くたって静かにしているんだからいいじゃない? 先生の叱る声のほうが余程迷惑なんですけど~。
『どうぶつさかさまなあに』
次は参加型(?)のことばあそびの絵本。はじめに表紙を回して見せて、「どっちが上かな?あれ?あれ?」とやってから、読み始めようとしたら、「あ、さかさまだよ!」と指摘された。あらら。ほんと。
ねこの さかさま なあに
ページをめくると
こね
ねこが こね
と、ねこがパン生地のようなものをこねている絵。
初めのうちは要領がつかめなかったのか、静かにただ聞いていたが、進むに従ってわかってきて、ページをめくる前に逆さ言葉を言ってくれるようになった。
それはいいのだが、そのうちに調子に乗りすぎて、ページをめくって左ページの答えを私が読んでいるも待てず、すでに右ページに出ている次の問題を見て逆さ言葉を言ってしまうのには困った。これは何かで隠しながらやるべきだったかも。
『かぞえうたのほん』
最後に定番のことばあそびの本を読むことにした。1年生の時に読んだことがあると思うのだが、だいぶ忘れているのか、知っていてもおもしろいのか、結構笑ってくれた。
やっぱり「へんなひと かぞえうた」が人気だ。
よんくん
ようかん
よくにてたべた
ごーくん
ごまの
かわむいてたべた
スズキコージさんの絵も派手でおもしろい。
ぎりぎり10分。