◯ 絵本 『うまれたよ! ヤドカリ』写真/武田晋一、構成・文/ボコヤマクリタ
◯ 絵本 『かえるさんのおいけ』 なかのひろたか
◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵
教室へ行く前に2階の図書館に寄ったら、「6年生、挨拶もしないうちに星新一に突進して行きましたよ」と司書の先生に言われた。よかった。反応あったんだ。
1年2組は実は初めてだった。でも、児童館でおなじみの子が多くて、違和感はなかった。
『うまれたよ! ヤドカリ』
まず、豪華な写真絵本(科学絵本)で始める。前回児童館でOさんが『うまれたよ!カタツムリ』を読んでくれたが、そのシリーズ。なんと、この『うまれたよ!』シリーズは30冊も出ているらしい。
「ヤドカリ見たことある人?」と聞くと、半分ぐらいの子が手を上げた。「でも、ヤドカリの赤ちゃんはみたことないでしょう?」と言ったら、一人は誇らしげに手を上げている。すごいなぁ。
私も知らなかったのだが、ヤドカリは卵から生まれて幾度となく脱皮しながら形状を変えて育っていく。その様子が、大きな写真でダイナミックに表現されていて、子どもたちの興味を引いていた。
最後のページにまとめとして、ヤドカリの一生を写真で並べてあるのだが、「蜘蛛みたい」「エビみたい」とそれぞれの段階の形に驚いていた。
『かえるさんのおいけ』
次はガラッと変わって、ほのぼのとしたお話。私の大好きな、なかのひろたかさんの絵本。
お池の水が少なくなって困っていたかえるさんのために、まりこちゃんはバケツでお水を運んであげる。するとかめさんがやってきて、狭くなったので、お水を追加。次にはあひるさんが・・・・
最後にまりこちゃんまで一緒にお池に入ってバシャバシャ大はしゃぎする場面では、なんと、子どもたちから「あーあ、お母さんに怒られる!」という現実的な声が沸き起こった。
そんなにリアルに感情移入して聞いていてくれたのか!とびっくり。さすが1年生。
『もりもりくまさん』
最後に、定番の『もりもりくまさん』を超高速で読んだ。これは早口で読んでも楽しい絵本なので、私は大好き。
子どもたちは「速っ!」とびっくりしていた。
10分。