Oさん◯ 絵本 『きつねのボッケ』(宮城県塩竈の民話)河野哲平/絵と文
Oさん◯ 絵本 『どんぐりをおとしたのはだれ?』 高柳芳恵/文、はたこうしろう/絵 (かがくのとも2014年9月号)
私◯ 素話 『土仏観音』 福井の昔話
私◯ 紙芝居 『きょうりゅうぼうやのさかなつり』 黒川みつひろ
今日は学習発表会の振替休日で、学校はおやすみ。児童クラブの子どもたちは朝から一日中児童館で過ごしていることになる。
午前中は児童館祭りだったので、私もお手伝いに来た。おはなし会はいつも通り夕方から。30人くらいいた。
『きつねのボッケ』
まず、Oさんが図書館で見つけてきたという、宮城県の民話の絵本を読んだ。これは、絵がすごい迫力。特に、主人公の三右衛門さんの顔がすごい。これだけでもびっくりだ。
はじめ、絵本が少し上向きになっていたら、光って見えにくく、「見えない~」「光る!」と子どもたちから声が上がった。それで、Oさんが下向きに持ちかえたら、「見える」「超見やすい」と。でも、後で聞いたら、そのように持つとOさんはとても読みにくくて苦労したそうだ。自分が読みにくくても、子どもたちが見やすく持たなければならないんだよね。大変だけど。
三右衛門さんというお百姓と、きつねの対決がおもしろいお話。最後はちょっとあっけなかったけれど。
『どんぐりをおとしたのはだれ?』
秋らしく、どんぐりの科学絵本。どんぐりに小さな穴が開いているのに気づいた子が観察していると、やがて穴から白い幼虫が這い出てきた。その幼虫を育てると…。
どんぐりから出てきた虫を気持ち悪いと思うのではなく、ちゃんと土に入れて育てて成虫まで観察するところがすごい。「ハイイロチョッキリ」というゾウムシの仲間だそうだ。
ここで私に交替。
『土仏観音』
福井県の昔話。土で作られた観音様を大切に肌身離さず持っていた和尚さん。一夜の宿を借りた家が山賊の家で、寝ている間に首を切られたのだが、翌朝何事もなくお経を唱えていた。
不思議な話。
首を切られるところで、子どもたちは「ぎゃっ」という表情をしたのがかわいかった。そんなに怖くなくて、もちろんハッピーエンドだから大丈夫。
『きょうりゅうぼうやのさかなつり』
最後に、児童館に備えてある紙芝居から選んでこれを演じた。恐竜はやっぱり人気がある。ティラノサウルス始めいろいろな恐竜の名前が出てくるのも嬉しいみたい。
主人公はティラノサウルスの坊や。お母さんが怪我をして狩りができなくなったため、頑張って魚釣りをしてお母さんに食べさせる。ティラノサウルスとはいえ、まだチビだから危険がいっぱい。
ちょっとドキドキするけど、おもしろいお話で、人気があった。終わった後も寄ってきて「これ、おもしろかった」と言われた。
30分ぐらいかな。