私 ◯ 素話 『あかんべえお化け』
私 ◯ 絵本 『どうぶつに ふくを きせては いけません』ジュディ・バレット/作、ロン・バレット/絵、ふしみみさを/訳
私 ◯ 絵本 『うしろにいるのだあれ』accototo ふくだとしお+あきこ
Oさん◯ 絵本 『チーター大セール』 高畠那生
Oさん◯ 紙芝居 『とのさまからもらったごほうび』 渋谷正斗/脚本、山路愛子/絵
元気に遊んでいた子どもたち、4時になると暗くなってきたので、お集まりのタイミングとしてはちょうどいいみたい。クラブ室に集まって座ってもらったろころ43人いた。
今日は、Oさんの絵本につながるように、私もチーターが出てくる絵本を選んだので、私が先にすることにした。
『あかんべえお化け』
まずは素話。みんな真剣に聞いてくれたけど、最後のオチで用意した牛乳パックのベロ出し人形が、逆効果だったみたい。
小判がザクザク出てくるかと思いきや、おばけが出てきて「あっかんべ~」をする・・・というところで、これを出して「べー」とやったのだけど、
「なにそれ」
「気持ち悪い」
「変なの」
で、誰もびっくりもせず笑いもせず、白けた雰囲気になってしまった。ガックン。
『どうぶつに ふくを きせては いけません』
気を取り直して、絵本に移る。これは予定していなかったものだが、待っている間に児童館の本棚で見つけて、おもしろいので読むことにした。短いし。
いろんな動物が服を着たらどんなことになるか、ページごとに一言コメント(?)とともに絵が出てくる。
子どもたちは感じた通りに言葉にするのでおもしろい。ヤギが服を食べちゃうところでは「ああ、紙食べるからね」と納得。セイウチは服をぬらしちゃうから、という場面では「濡れたっていいじゃん。洗えばいいじゃん」だって。
『うしろにいるのだあれ』
次は久しぶりに参加型の絵本。
動物の一部が見えていて、次に何が出てくるのかを当てる絵本。
さすがに小学生はどんどん当てる。
「サイ」だけじゃなくて『クロサイ』と答える子もいたり、『アゲハチョウ』と答えた子に「アゲハチョウはこんな色じゃないよ」という子がいたり。
肝心の「チーター」のところでは「トラ!」「ヒョウ!」などといろんな声が飛び交った。
いずれにしても、このへんで声を出せるところがあって、気分が変わって良かったと思う。
さて、ここでOさんに交替。
『チーター大セール』
この絵本は、私は初めてみた。奇想天外のお話にびっくり!
チーターのお店にはお客がほとんど来なくて暇。そこへ来たのは人間のお客さんで、なんとチーターの黒い模様をかいたいんだって!? それを売ることにしちゃうなんて、とぼけたチーターだ。
そして、売った後には黒かったところが白く抜けている。
ここで「絵の具で塗ればいいじゃん」と言った子がいた。
すごい! まさに、このチーターは色とりどりに塗って、派手なチーターに変身する。
ああ、おもしろかった。終わり方はちょっとあっけなかったけど。
『とのさまからもらったごほうび』
最後に紙芝居。
鏡に写った自分の顔を死んだおとっつあんだと思って話しかける男と、女房がそれを怪しんで覗いてみて浮気相手だと思い込むというオチ。
紙芝居ならではの仕掛けは、その鏡の部分が入れ子になっていて、押したり引いたりすると、男の顔になったり女房の顔になったりするところ。
Oさんは「練習不足だった」と言っていたけど、結構うまく行ったんじゃないかと思う。
30分ぐらい。