私 ◯ 絵本 『クリスマスのちいさなほし』 オリガ・ヤクトーヴィチ/作、松谷さやか/訳 「こどものとも」1999年12月号
Oさん◯ 絵本 『もちづきくん』 中川ひろたか/文、長野ヒデ子/絵
Oさん◯ 紙芝居 『こめだしえびすさま』 荒井悦子/文、いわぶちさちこ/絵
35人ぐらい。初め行儀が悪くて館長先生に叱られていた。ちょっと騒がしかったけれど、読み始めたらシーンと静かになった。
『クリスマスのちいさなほし』
いつもは素話と絵本なのだが、今回はクリスマスの絵本だけにした。家で計ったら10分以上かかるので。
これは「こどものとも」月刊誌で、単行本にはなっていない。絵は柔らかくて、遠目にはちょっと見にくいかもしれないが、素敵なお話なので読むことにした。
人が寝静まった夜中、クリスマスツリーの飾りたちが、自分が一番偉い、と言い合いを始めて騒ぎ出し、そのせいでてっぺんに飾られていたガラスの星が落ちて割れてしまう。飾りたちは仕方なく代わりの星を探しに夜空へ出ていく。
飾りの中で一番の年長者(?)らしい金色の玉が重要な役割を果たすのだが、「金色の玉」という言葉が出てくるたびにクスクス笑う男の子がいて、ちょっと気になってしまった。そういう年頃なんだよね。
ここでもうOさんに交代。
『もちづきくん』
クリスマスの次はお正月の準備で餅つき、ということでこの絵本。そういうつながりになるように私がクリスマスの絵本を先に読むことにしたのだ。
「もちづきくん」が張り切ってお餅をつく単純な話だが、途中でお餅がびよ~んと伸びてページが長く開くところがあり、ちょっとおもしろい。
「猫の手も借りたい」というもちづきくんのところへ本当に猫が来て手伝ってくれるし。
『こめだしえびすさま』
畑で土まみれになっている恵比寿様を見つけ、きれいに洗ってあげたら、なんと恵比寿様の鼻の穴からお米がポロポロ出てくる。
一人の子が「お米だ!」とすぐに当てて、いい感じだったのだが、その後「えー鼻の穴から出てくんの?きったねえ~」とか「絶対鼻くそついてるぞ」とかいい出す子がいて、ちょっと雰囲気が壊れた感じ。まあ、素直な反応なんだろうけど。
お話は、お米が出てくる様子を隣人が盗み見て、恵比寿様を借りに来る。昔話の定番。そして、隣人は小さな鼻の穴からチョボチョボとしかお米が出てこないのがじれったくなって・・・・。
なかなか楽しい話だった。
25分ぐらい。今年最後の児童館おはなし会だった。