◯ 絵本 『カニツンツン』 金関寿夫/文、元永定正/絵
◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵
◯ 絵本 『こん と ごん てんてんありなしのまき』 織田道代/文、早川純子/絵 “かがくのとも” 2017年3月号
◯ 絵本 『みんながいこつ』 たなかひろこ/文、たなかやすお/絵
◯ 絵本 『ふしぎなナイフ』 中村牧江・林健造/作、福田隆義/絵
◯ 絵本 『もりもりくまさん』長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵
1年生は今、国語で昔話を勉強しているということなので、代表的な昔話を読もうかと考えていたのだが、朝図書館に寄って司書の先生にうかがったところ、1年生はだいぶ頑張って、もうほとんど読んでしまっているとのこと。
教室に入って挨拶を済ませると、担任の先生が「指導があるのでちょっと離れていいですか」とおっしゃって、席を外された。全然構わない。
「日本の昔話、読んでるんだって?」「読んだ~!」
「浦島太郎読んだ人?」「はーい!」
「桃太郎は?」「は~い!」
って感じで、やっぱり昔話はほとんどの子が読んだみたい。
『カニツンツン』
これはこのクラスでも初めての子が多かったらしく、昨日に増して大笑い。何がそんなにおかしいのかって聞きたくなるほど笑ってくれた。
音のリズムと、カラフルな絵かな? 主人公(?)の赤いカニ(?)が毎回「ツンツン」などと言うのも大受けだった。
『かぞえうたのほん』
これも定番絵本。前にも読んだことがあるので「あ、知ってる!」「それ、おもしろいんだよね」「また聞きたい!」などと声が上がった。
今の子どもたち「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」の数え方がよくわからない子が多いので、この絵本がきっかけになって覚えてくれるといいなあ。
『こん と ごん てんてんありなしのまき』
3ページぐらいから「ああ、そういうことか!」と気づいた子がいた。やっぱりブタが飛ぶところでは大笑い。それだけでもおもしろいよね。
読み終えてから、最初の方のドアを開けて入るところと、最後のドアから出てくるところを見比べさせて、ドアの向こうの不思議な世界に行っていたのだとわからせるようにした。
『みんながいこつ』
おもしろがって見ているが、やっぱりアイスを食べる場面では「食べられるのか?」「食べられないよ、骨の間から出てきちゃうよ」とかなり気にしていた。最後の方になってもまだ納得行かない様子の子がいた。
終わってから「みんなの体の中にもがいこつがあるんだよ」というと、
「知ってる~」
「でも、ない人もいるよ。生まれる前の赤ちゃん」
と知ったかぶりの子もいた。まあ、突っ込まないでおく。
もうすでに時間になっていたのだが、まだ先生が戻らないので、短い絵本でつないでいくことにする。
『ふしぎなナイフ』
このクラスでは、意外にも、知らないという子が多かった。
最初の方の「まがる」「おれる」辺りは許容範囲だったが、「ほどける」くらいになると「え~?!」「ありえない」と声が上がり始める。
『もりもりくまさん』
そして、定番絵本のこれ。ちょっと早口で読んでみた。子どもたちにもおなじみの絵本だ。
くまさんがお料理しているとところで「わあ、すごい、いっぱい」と声が上がった。そのすぐあとに「もりもり おきゃくが やってきた」となるから、納得行くはず。
15分。