◯ 素話 『凍ってしまった声』 長野県の昔話
◯ 絵本 『ハルおばあさんのオルガン』 なるみやますみ
◯ 絵本 『どっとこ どうぶつえん』中村至男
◯ 絵本 『おばあさんとマリーちゃん』 織茂恭子 (こどものとも2000年10月号)
今日は今年度最後の児童館おはなし会。でも、相棒のOさんはお休みなので私が一人で行った。子どもたちは47人。みんな大きくなったなあ。
『凍ってしまった声』
「長野県は寒くて雪が多いんだよ」と始める。
そして、昔は雪の中にトンネルを作って竹筒の節を抜いたものを通してそこから電話のように話をした・・・というところまで来たら、3年生の男の子が「あ、それ聞いたことある!」と。おお、すごい、覚えてたのか?!
2年前に一度児童館で話したから、3年生は確かに聞いたことがあるかもしれない。でも、子どもにとって2年前なんて大昔だから多分覚えていないだろうと思ったのに、すごいなあ。
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その後はみんな静かに聞いてくれた。短くて単純な昔話はいいものだ。
『ハルおばあさんのオルガン』
さて、今日のメインの絵本はこれ。ちょっと長いので、1人の時に読もうと思っていた。実はこれも2年前に読んだことがある。
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ちょっとやんちゃな子どもたちも、意外にもシーンとして聴き入っていた。やっぱりお話がおもしろいからだろう。絵本と幼年童話の間ぐらいの分量があるのだが、ちゃんと最後まで聞いてくれてよかった。
『どっとこ どうぶつえん』
ちょっと休憩も兼ねて、当て物っぽいこの絵本を読む(?)ことにした。これはドットでできている絵で、文字はない。
みんな大きな声で答えてくれた。「簡単!」と言っていたが、シロクマやラクダあたりでは、数秒考えてから声が上がった。最後のマンドリルは答えが出ず、教えた。「マントヒヒ」までは行ったんだけどね。
すごく盛り上がった。
『おばあさんとマリーちゃん』
最後にもう一冊おばあさんの絵本を読む。これもとてもいい絵本なんだけど、ハードカバーでは出版されていないみたい。
ひとりで寂しいおばあさん、犬を飼おうと思いついて「どなたか いぬを ください」貼り紙をした。「こいぬが きたら なまえは マリーよ」とわくわくして待つおばあさんのところへ自分からやってきたのは、なんと、マリーちゃんという名にはまったくふさわしくない大きな犬。その上食いしん坊で、おばあさんのご飯もオヤツのドーナツも全部食べてしまう…。
最後はもちろんハッピーエンドで、温かい気持ちになれる絵本。
この大きな犬の声をドスの利いた声で読んだら、「オオカミか?」と言われてしまった。ちょっとやりすぎたかな。
25分ぐらい。