Oさん◯ 紙芝居『クモヨばあさんのすばらしいす』 松井スーザン/脚本、市居みか/絵
Oさん◯ 絵本 『カエルくんのみずたまり』 宮西達也
私 ◯ 素話 『京のカエル・大阪のカエル』 京都府の昔話
私 ◯ 絵本 『おぶさりてい』 川村たかし/文、関屋敏隆/絵
今日は50人近くいた。みんなで「テルーの唄」を歌ってからおはなし会開始。
『クモヨばあさんのすばらしいす』
蜘蛛のクモヨばあさんが、仲間を励ますために素晴らしい巣を作るという話。
確かに蜘蛛の巣は美しいし、素敵なお話ではあるんだけど、蜘蛛の巣は虫を捕らえるための罠でしょう? 獲物である蝶なんかと仲良くしちゃダメじゃないの? 飾り立てて目立たせちゃダメじゃないの? ・・・なんて私は考えてしまう。
賛否両論かもしれない。
子どもたちは普通に受け容れていたようだけれど。
『カエルくんのみずたまり』
水たまりから、サンマやペンギンやワニなどが出てくるたびに「そんなにでかくないだろ!」などと子どもたちは反応していた。でも、最後にウシガエルが水たまりの水を飲み干してしまった時「その動物たちはどうなったんだろう?」とは思わなかったみたい。
ここで私に交代。
『京のカエル・大阪のカエル』
京のカエルが大阪見物に、大阪のカエルが京見物に出かけ、間の天王山のてっぺんでバッタリ出会った。そして、それぞれ行く先の様子を眺めようと伸び上がって見るのだが・・・。
初め言葉だけで話して、それからペープサートで作ったカエルを出し、伸び上がった時に目が後ろに行くために、実は自分たちの町を見たんだということを説明した。
ペープサートを取り出した途端、目を輝かせて身を乗り出してきた。そして「ああ、そういうことか」と深く頷いていた。可愛いものだ。
『おぶさりてい』
「知ってる~」と言う声が聞こえたが、知っている話とはちょっと違ったかも。
太郎・次郎・三郎の兄弟が順に光るお化けに挑んでいくが、お約束どおり上の二人は逃げ帰ってきて、末っ子の三郎だけが恐れずにおぶって帰ってくる。
「やーい、あにさ。ひかりものを せおうて もってきたが、どうするべえか」
と言うところでは「どうするんだよ?」と笑いが起こった。
最後の場面では「小判だ!」「だから光ってたんだ!」と納得していた。
絵も迫力があって、お話もおもしろかったね。
25分ぐらい。