チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:2年2組(第1回)

◯ 絵本 『ケチルさんのぼうけん』 たかどのほうこ

◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

 

 元気いっぱいの2年生。私が顔を出したときからもう興奮気味だった。

 

『ケチルさんのぼうけん』

ケチルさんのぼうけん (フレーベル館の新秀作絵本 (8))

 私の大好きな絵本。2000年に購入してから何回読んだかわからない。昨年、高楼方子さんの講演会でサインもいただいた。 

chocolate-doughnuts.hatenablog.com

  表紙を見せたところですでに「ケチルさん?!」と笑い声。

「ケチルさんというのは、このおじさんですが、どんな性格だと思いますか?」と聞くと、もちろん大きな声で

「ケチ~!」と。そう、言いたくてしょうがなかったんでしょう?言わせてあげました。

 さて、冒頭から期待を裏切らず「ケチルさんは けちでした」とある。子どもたちは興奮収まらず、大声で「ケチ~」「え~?お菓子も食べないの?」などと声を上げる子がたくさんいて、ちょっとじゃまになるほどだった。しかし、一方で「静かにしてよ」とたしなめる子もいて、まもなく自然に静かに聞くようになった。

 100倍に増やす予定だった金貨が底なし沼に落ちてしまい、代わりに人形が「100ばいの木」の根本に掘った穴に落ちたところで、子どもたちは(人形が増えるぞ)と予感したみたい。そして、次のページの迫力ある100個の人形の場面では笑いが起こった。

 「その人形売ればいいじゃん」と現実的なことを言う子もいた。

 いずれにしても、2年生になったばかりのこの子たちが、このお話のおもしろさをちゃんと理解してくれたのには感動した。

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ) カニ ツンツン (こどものとも傑作集)

 

 少し時間が余ったので定番絵本を読むことにした。『かぞえうたのほん』と『カニツンツン』を見せてどちらがいいか手をあげてもらったら、意外と接戦だったがわずかに『かぞえうたのほん』た多かったのでこちらにした。

 去年一度読んだものだが、あらためてよく笑ってくれた。また読むよ。

 でも、終わった後も「カニがよかったな~」と言う声も聞こえたので、次回は『カニツンツン』を読まなくては!

 

 13分ぐらい。