◯ 絵本 『ケチルさんのぼうけん』 たかどのほうこ
◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵
元気いっぱいの2年生。私が顔を出したときからもう興奮気味だった。
『ケチルさんのぼうけん』
私の大好きな絵本。2000年に購入してから何回読んだかわからない。昨年、高楼方子さんの講演会でサインもいただいた。
chocolate-doughnuts.hatenablog.com
表紙を見せたところですでに「ケチルさん?!」と笑い声。
「ケチルさんというのは、このおじさんですが、どんな性格だと思いますか?」と聞くと、もちろん大きな声で
「ケチ~!」と。そう、言いたくてしょうがなかったんでしょう?言わせてあげました。
さて、冒頭から期待を裏切らず「ケチルさんは けちでした」とある。子どもたちは興奮収まらず、大声で「ケチ~」「え~?お菓子も食べないの?」などと声を上げる子がたくさんいて、ちょっとじゃまになるほどだった。しかし、一方で「静かにしてよ」とたしなめる子もいて、まもなく自然に静かに聞くようになった。
100倍に増やす予定だった金貨が底なし沼に落ちてしまい、代わりに人形が「100ばいの木」の根本に掘った穴に落ちたところで、子どもたちは(人形が増えるぞ)と予感したみたい。そして、次のページの迫力ある100個の人形の場面では笑いが起こった。
「その人形売ればいいじゃん」と現実的なことを言う子もいた。
いずれにしても、2年生になったばかりのこの子たちが、このお話のおもしろさをちゃんと理解してくれたのには感動した。
『かぞえうたのほん』
少し時間が余ったので定番絵本を読むことにした。『かぞえうたのほん』と『カニツンツン』を見せてどちらがいいか手をあげてもらったら、意外と接戦だったがわずかに『かぞえうたのほん』た多かったのでこちらにした。
去年一度読んだものだが、あらためてよく笑ってくれた。また読むよ。
でも、終わった後も「カニがよかったな~」と言う声も聞こえたので、次回は『カニツンツン』を読まなくては!
13分ぐらい。