チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

2017年度7回目の児童館おはなし会

Oさん◯紙芝居 『おぶさりてい』 市川京子/脚色、夏目尚吾/絵

Oさん◯絵本 『だるまだ!』 高畠那生

私  ◯素話 『友だちにあげたリンゴ』 福岡県の昔話

私  ◯絵本  『どどのろう』 穂高順也/作、こばやしゆかこ/絵

 

 夏休み中なので、登録児童は朝から一日中児童館で過ごしている。私達が行った時には雨がやんでいたので、外で盛大に泥遊びをしている子、中で集まってブロック遊びをしている子などがいた。

 集合してみんなで「オバケなんてないさ」をおはなし会。

 

『おぶさりてい』

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 初めにOさんの紙芝居。「オバケなんてないさ」の歌にぴったりだった。

 6月に私が絵本で『おぶさりてい』を読んだのだが、それとちょっと違う。でも、「おぶさりてい」と言う化け物を背負って帰ってきたら金になった、という根本的なところは同じだから、類話といえるのかも。

 

『だるまだ!』

だるまだ!

 次は続けてOさんが絵本を読んだ。だるまがいっぱい流れ着くというナンセンス絵本。

 子どもたちは「だるま」を見たことはあるが「買ったことない」「持ってない」という。でも知ってることは知ってるんだよね。

 この絵本(に限らず高畠那生さんの絵本)は絵で見せるところが多いので、遠くからよく見えないとあまり意味がわからないかもしれない。

 でも、最後に「まねきねこ」が出てくると「まねきねこだ!」と叫んでいた。ここから絵本『まねきねこだ!』につながるんだろう。

 

そして私に交代。

『友だちにあげたリンゴ』

 福岡県の昔話。題名を言っちゃうとネタバレになるので、何も言わずに始めた。

 「昔々あるところに1人のお百姓さんがいて、そのお百姓さんには4人の息子がいました。名前は・・・」

 と指を立てて「一番上が太郎、二番目が次郎、・・・」と進めると、「あ、知ってる!」「それ、知ってる!」の声。これも6月に読んだ『おぶさりてい』に出てきた名前と同じだからかな?

 でも、お話の内容はぜんぜん違う。

 お百姓さんが町で買ってきた7個のリンゴを息子たちに分けるところ、末っ子の四郎の分は何個かな?と聞いたら「1個!」と元気に答えてくれた。

 そのリンゴを4人がそれぞれどうしたか、というのがお話。ちょっと教訓的だな。

 

『どどのろう』

どどのろう (えほんのぼうけん)

 これはお話がなかなかおもしろくて、子どもたちは引き込まれる。

 「どどのろう」という泥人形は、3つだけ願いを叶えてくれるという。ただし、金銀や金目の物を頼んでも出してくれない。

 その「どどのろう」を偶然手に入れた男たちはどうしたか、そしてどうなったか。

 昔話によくある展開とは全然違って、ひねってあるところがおもしろい。

 

 今日は久しぶりの読み聞かせだった。最初から最後まで、よく聞いてくれてよかった。