◯ 絵本 『ふくろうとにわとり』唯野元弘/文、毛利将範/絵
◯ 絵本 『ざぼんじいさんのかきのき』 すとうあさえ/文、織茂恭子/絵
担任の先生は転入生の世話にかかりきりでバタバタしていたため、代わりの先生がいらした。子どもたちも「転入生?」などとちょっと落ち着かない様子だった。
それでも、全員席に着くと初めからこちらに集中してくれた。
『ふくろうとにわとり』
「日本民話より」とあるが、あまり聞いたことのないお話。岩屋から出てこないお日さまを起こしに行くところなんかは、天の岩戸の話にちょっと似ている。
でも、ここでは起こしに行くのは鳥たち。ニワトリも一緒に行きたがったが、空を飛べないということで置いて行かれてしまう。仕方なく、村で一番高い屋根の上から「おひさま こーい、 ここへ こーい、 コケコッコー」と大きな声で叫び続ける。
お日さまは、その声と迎えに来た鳥たちのお陰ですぐに出てくるので、結構単純。ニワトリがなぜ朝を告げるようになったか、フクロウがなぜ夜しか活動しなくなったか、その理由付けのお話になっている。
『ざぼんじいさんのかきのき』
4年生ではどうかな?と、またこれを読んでみた。思ったより食いついてきた。
chocolate-doughnuts.hatenablog.com
話が進むに従って、次がどうなるか予測して興奮してきたみたい。「次は枝だよ」「切っちゃうんじゃない?」などと声が聞こえた。
これはいい絵本だなあ。買ってよかった。
『こんにちワニ』
最後は定番のこれ。取り出すと「あ、それ!」と嬉しそうな声が上がる。
一緒に声を合わせて(ツッコミを入れてくれる子もいたが)、楽しく締めた。
13分。