◯ 絵本『しりとりのだいすきなおうさま』 中村翔子/文、はたこうしろう/絵
◯ 絵本 『うめぼしくん』 わたなべあや
5分くらい早く行ったら、みんな図工の絵の続きを描いていた。それでも、先生が慌てて準備させて、いつもの時間には始められた。
『しりとりのだいすきなおうさま』
これを見せると「あ!知ってる~」の声多数。でも、「だから嫌だ」ってわけではないことぐらいわかっている。
表紙の絵から、もうしりとりになっているので、指差しながらみんなで「まり、りんご、ごりら、らっぱ、パンツ、(ちょっと私が迷っていると子どもたちが)月!、きつね、ねこ、こけし、塩、王さま・・・」と確認した。
なんでもしりとりになるように並んでいないと気が済まない王さま。部屋の中のものもしりとりになっているので、それも確認。
食事もしりとり順で出されないと怒るので、家来たちは大変。そこで一計を案じて・・・
しりとりの楽しさを感じながら、お話も楽しめる絵本。元々知っていた子も含め、みんな喜んでいた。
『うめぼしくん』
次は食べ物つながりでこの絵本。これは、品切れで今は手に入らない。いい絵本でも、増刷されずに絶版になってしまうものが多いのだ。悲しい。
これは、梅干しを作っているおばあさんのところから手違いで街に運ばれてきてしまった梅干したちの冒険。
赤くて似ている食べ物と入れ替わって、知らずに食べた動物たちは「すっぱ~い!」と大騒ぎ。その様子がおもしろいらしく、子どもたちはよく笑っていた。
最後の1個のうめぼしくんは、自力でおばあさんの家まで帰り着き、おかゆのお風呂に入れてもらうのだが、これはおいしそう。
『こんにちワニ』
最後の締めはやっぱりこれ。「知っている子は一緒に言ってね」と言って始めたのだが、みんな初めて聞いたような顔をして「ダジャレだ~」などと笑っている。
このクラス、5月に1回入って以来、まだ2回め。その5月のときにこの絵本を読んだのだが、1回ぐらいじゃ半年も経つと忘れてしまうのだなあ。やっぱり繰り返し読まないと!
その代わり、何度も読んでいると中学生になってももっと大きくなっても、どこかで会ったときに私の顔を見て「こんにちワニ!」などと言ってくれるようになる。そういうのは嬉しい。
10分。