Oさん◯ 紙芝居 『おいしいおかゆ』堀尾青史/脚本、井上洋介/絵
Oさん◯ 絵本 『さとうとしお』 製糖工業会・日本塩工業会/監修、古島万理子/写真
私 ◯ 素話 『お化けキノコ』
私 ◯ 絵本 『ぱくぱく はんぶん』 渡辺鉄太/文、南伸坊/絵
日が短くなってきたが、まだ外で遊んでいる子どもたちが多かった。4時に集合してもらって、数えたら54人。すごいなあ。
『おいしいおかゆ』
昨年お亡くなりになった井上洋介さんの絵。私はとても好きだったので、訃報を聞いたときは悲しかった。
これは有名なグリム童話で、単純な話だが人気がある。絵本や紙芝居で何種類か出ているはず。私は素話で語ったこともある。
Oさんは、とても上手に演じていた。特におかゆの止め方がわからずに焦っているお母さんのセリフは絶妙。子どもたちも興奮していたようだ。
『さとうとしお』
これは大ヒットだと思う。写真で語る科学絵本だが、おもしろい。私でも知らなかった砂糖と塩の知識が詰まっていて、子どもたちも目を見張っていた。
砂糖をフライパンに入れて火にかけると溶けて飴色になって変化するが、塩はまったく変わらない。砂糖はコップいっぱいの水に1kgも溶けるが、塩は無理。砂糖と塩の作り方もわかりやすく説明されている。最後に砂糖・塩を使った食べ物の写真がいっぱい出てくると、子どもたちは大興奮していた。
ここで私に交代。
『お化けキノコ』
大興奮の子どもたちをなんとか落ち着かせて、素話をした。これは2年前に語ったものだが、覚えている子はいなかった。あの頃の子はもういないのかな。
手の形のお化けキノコが襲ってくるところは、私の手を使って思わず演じてしまった。子どもたちは「ひゃあ~」とか言っていた。結局、味噌汁をかけて退治するのだが、「味噌汁、無駄じゃん」と言う子もいたりして。まあ、食べ物を粗末にする(食べずにお化けにかけちゃうわけだから)のに抵抗があるんだろう。
そして、前にお化けに食べられた人たちの骨が出てきた場面では、ちょっと怖そうにしていた。「骨どうなったの?」と何度も聞いたりして。
『ぱくぱく はんぶん』
これは8ヶ月前に今の2年生の1クラスで読んだのだが、多分覚えていないだろうな~と思って、持ってきた。
・・・のだが、数人の男の子たちが「それ、知ってる~」「どんどん食べて小さくなっちゃうんだよ」「次に犬が食べるんだよ」などと抑えきれずに口に出すので、ちょっと困った。気持ちはすごくよくわかる。でも、我慢してね。それにしても、内容までよく覚えていてくれたものだ。それはちょっと嬉しかった。
chocolate-doughnuts.hatenablog.com
それでも、少し話が進むとおとなしくなったのでホッとした。
途中、「半分じゃないじゃん」と言う子もいたので、意味がわかっているのかな?と不安になり、全部読み終わってから「一番いっぱい食べたのは誰かな?」と聞いてみた。すると一斉に「じじい!」「おじいさん!」と正解が出て、感心した。
30分。