◯ 絵本 『ぼくのかわいくないいもうと』 浜田桂子
◯ 絵本 『わるわるイッサイ』佐々木マキ
◯ 絵本 『かぞえうたのほん』岸田衿子/文、スズキコージ/絵
椅子を動かして見やすい場所に移動してもらうと、ちょうどいい具合に集まってくれた。
『ぼくのかわいくないいもうと』
「妹のいる人?」と聞いてみると、結構手をあげた。「オレ、弟いる!」「僕が弟!」「お兄ちゃんがいる」などと、一斉に申告し始めたので、早めに打ち切って、この絵本を読むことにする。
すごいおしゃべりですごいでしゃばりな妹。学校でもかまわず絡んでくる妹を鬱陶しく思っている、主人公の「ぼく」。でも、ある日・・・
妹が校長先生や、「ぼく」の友達に、すごいおしゃべりする場面では笑いが起こった。「妹あるある」なんだろうな。
とっても楽しい絵本で、子どもたちも大喜びだった。
『わるわるイッサイ』
私の大好きな佐々木マキさんの絵本。お得意のブタや女の子の「きのこちゃん」が登場する。
乱暴で悪いサイの「イッサイ」を懲らしめようと、きのこちゃんが一計を案じる。うまく行ったかと思いきや・・・
子どもたちはすぐにお話にのめり込んできた。そして、崖から落ちるかと思ったイッサイが、マントで飛んで行くところでは大笑い。最後の場面ではすぐに「あ、あそこにいる!」とイッサイを見つけた。さすが子どもはちゃんと絵を「読んで」いる。
この絵本も大盛り上がりだった。
『かぞえうたのほん』
最後は定番絵本で。「あ、それ、好き!」と声が上がる。
何度も読んでいる絵本なのだが、それでも笑いが起こるノリの良さ。特に「へんなひとかぞえうた」に入るときは「わーい」と喜びの声が出ていた。
終わって教室から出ると、後ろから「あーおもしろかった」というつぶやきが聞こえた。そういう言葉が何より嬉しい。
13分ぐらい。