チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:5年2組(第2回)

◯ 絵本 『わたしのせいじゃない ーせきにんについてー』 レイフ・クリスチャンソン/文、ディック・ステンベリ/絵、にもんじまさあき/訳

◯ 絵本 『からすたろう』 八島太郎

 

 今日は4年生の予定だったのでいろいろ悩んで選書してきたのだが、今朝行ってみると突然「明日と交換で、今日は5年生お願いします」と言われてしまった。え~っ?!と思ったが、気がついたら「はい、わかりました」と答えていた。

 いつものように2階の図書館に寄ってみる。「新しい本」のコーナーに目を引く絵本があった。その場で読んでみると、絵本なのに内容はかなり重くて深い。これ、今日どうかな?というわけで、急遽お借りして5年生に読むことにした。

 教室に入ると、さすが5年生、落ち着いて席に着き、姿勢もいい。

 

『わたしのせいじゃない ーせきにんについてー』

【大型判】わたしのせいじゃない せきにんについて

 これは、20年読み継がれているもので、今回新装版が出たのだそうだ。絵も文もシンプル。

 一人の男の子が泣いている。クラスの子どもたちはそれぞれ「わたしはしらない」「おおぜいでやってたのよ ひとりではとめられなかった」「ぼくもたたちた でも ほんのすこしだけだよ」と責任逃れの言い訳をする。

 そして、最後に実際に世界で起こった恐ろしい悲しい出来事の白黒写真。

 みんなシーンとして聞いていたけど、どう感じたのかな。朝、一日の始まりにこんな重い絵本はふさわしくないのかもしれないけれど・・・。

 

『からすたろう』

からすたろう

 これは、ずーっと昔の、実話を元にした絵本。まだみんな着物を着て学校に通っていたころ。

 1人の風変わりなチビの子がいた。みんなに「うすのろ」とか言われ、いつもひとり除け者にされていた。

 でも、6年生になったとき、いそべ先生が担任になり、チビに大きな影響を与える。

 この話もテーマは似ていて重いけれど、ハッピーエンドなので、良かったと思う。

 普通なら、口直し(?)に定番絵本を一冊読むところなのだが、今日は時間切れでこのまま終わり。

 

 10分。