チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:4年2組(第3回)

◯ 絵本 『まんまるねこダイナ』 西村香英

◯ 絵本 『むらの英雄』 わたなべしげお/文、にしむらしげお/絵

 

 昨日と交換で、今日は4年生。担任の先生は厳しい声で用意の遅い子や別のことをしている子をたしなめていた。

 

『まんまるねこダイナ』

まんまるねこダイナ

 小さな子猫だったダイナは家族みんなに甘やかされて、すっかりまんまるのデブに。 家から出たことがなかったダイナが窓から外の世界をのぞいてみようとすると、窓が開いていて外に落ちてしまう。

 ダイナは出会ったものたちに、タヌキと言われたり、スイカと言われたりするが、自分が誰だかわからない。ダイナの自分探しはどうなるのか。

 これは、絵も大胆でおもしろいし、ちょっと考えさせられる話なのだ。でも、今品切れ中。このまま絶版になってしまうのかな。もったいない。

 

『むらの英雄』

むらの英雄 (エチオピアのむかしばなし)

 これは高学年向きだと思い、何度か読んでいるが、なかなかこの面白さを分かってもらえなかった。

 

chocolate-doughnuts.hatenablog.com

子どもって、転んだり、変なものが出てきたり、おかしな言葉だったり、そういうのはよく笑うのだが、この絵本のようにちょっとひねった面白さはなかなかわからないようだ。

 12人の男たちがみんな自分を数えるのを忘れて「11人しかいない」と言い出し、そもそも存在しない「行方不明になった男」について、どんどん想像をふくらませていくというおかしさ。

 ところが、今回初めて何人かの笑い声が聞こえた。嬉しかった。

 

 『むらの英雄』を読み始めて少しすると、担任の先生が何か黒板に書き始めた。私の横で。私は無視して続けたが、内心ムッとした。気が散るじゃないか。

 でも、多分先生は次の予定が気になって、じれていたのだろう。私にあhプレッシャーになり、早口で読むことになってしまった。それでも1~2分オーバーしちゃったかも。こういうのって、気まずいなあ。

 

12分?