◯ 絵本 『水たまりの王子さま』 山崎陽子/文、安井淡/絵
さすが6年生、先生がまだいらっしゃらないのに、きちんと全員席について待機していた。
今日の本は実は11分近くかかるので、ほんの少し早く始めた。
『水たまりの王子さま』
まず、前提として『幸せの王子』の話を知っているかどうか聞いてみた。手をあげてもらうと、知っている子は半分弱だった。ちょっとだけ説明をしてから、この本を出す。
これは3年近く前に児童館で読んだことがあるので、覚えている子がいるかどうか聞いてみた。3年生の頃に聞いたとしても、今は6年生だから、もう覚えていないだろうと思ったら、数人手をあげたのでびっくりした。 chocolate-doughnuts.hatenablog.com
スリの男が、足の不自由な少女と知り合って交流する話。
みんな静かによく聴いてくれた。私も感情が高ぶって危うくなみだぐみそうになってしまった。
読み終えるとちょうど時間だった。思わず「朝からしんみりした話ですみません。今日も元気に過ごしてください」と言ってしまったら、先生がクスっと笑った。
11分。