Oさん◯ 紙芝居 『ぬすびと と こひつじ』 新美南吉/原作、千世まゆ子/脚本、藤田勝治/絵
Oさん◯ 絵本 『そらいろの たね』 大村百合子/作、中川李枝子/絵
私 ◯ 素話 『青い煙のヒツジ』 フランスの昔話
私 ◯ 絵本 『ポッケのワンピース』 つちだのぶこ
予報通り、雨。外で遊べないため、みんな中にいて、すぐに集まった。ただし、また2年生の2クラスがインフルエンザで学級閉鎖だとかで、いつもより少ない43人。
いつものように、まずOさんの紙芝居から。
『ぬすびと と こひつじ』
子羊を盗んだ泥棒だが、愛らしい子羊に次第に情が移って・・・。
あとでOさんと話したが、新美南吉は性善説なんだなあと。泥棒でも結局、優しい人になっていく。ただ、その過程がわざとらしくなくて自然なので、しっくり来る。いい話だ。
『そらいろの たね』
これは定番のロングセラーだけあって、知っている子が多かった。空色の種から家が生えてきて、それがどんどん大きくなるなんて、夢があっていいなあ。
意地悪なキツネがみんなを追い出さなくても、いずれは枯れてしまったんじゃないかなあと私は思うのだが。
『青い煙のヒツジ』
Oさんがヒツジの紙芝居をすると聞いていたので、ヒツジの昔話を探してきた。日本の昔話ではさすがにヒツジは出てこないのだが、外国のものではたくさんあった。その中から、私の気に入ったものを選んだ。
年取った羊飼いが、自分の代わりに夕方ヒツジを集めてくれるものがないかと思っていると、妖精が不思議な棒をくれる。それをかまどに入れて青い煙が出てきたらそれで好きなものを描くと、それが本物になるという。早速、若い羊飼いの絵を描いたが・・・。
子どもたちはよく聞いていて、「オオカミ出したらヒツジを食べちゃうよ」などとつぶやいていた。
『ポッケのワンピース』
「知ってる~」の声が続々上がった。これ、人気の絵本なんだなあ。それでも、読み始めると集中して聴いてくれた。
ブブノワさんのおかあさんが作ってくれた、ポケットが10こもあるワンピース。(主人公の女の子の名前が「ブブノワさん」って変わっているなあ)喜んで着て出かけると、いろんな動物が「ポッケに はいって いい?」ってきいてきて、ブブノワさんが「どうぞ」って。
でも、こぐまが入りたがった時には、ブブノワちゃん、さすがに「ポッケが やぶれちゃうよう。」と泣き出して逃げるけど、こぐまも入りたくて泣き出して・・・。
結局、ほっこりする結末になるので、いい感じ。
25分ぐらいかな。