チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

2017年度19回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 絵本 『ずいとんさん』 日野十成/再話、斎藤隆夫/絵

Oさん◯ 紙芝居 『しりなりべら』 渋谷勲/脚本、福田庄助/絵

私  ◯ 素話 『不思議なリンゴの木』 ポーランドの昔話

私  ◯ 絵本 『ぼく と ばく』 鈴木のりたけ

 

 だいぶ日が長くなってきた。4時半から始めてもまだ明るい。今日は子どもたちは少なめで35人ぐらい。今年度最後の児童館おはなし会だ。

 

いつものようにOさんから。

『ずいとんさん』

ずいとんさん―日本の昔話 (こどものとも傑作集)

 小僧さん(ずいとんさん)の絵がかわいい。ずいとんさんといたずらキツネの知恵比べだ。子どもたちはみんな意味がわかっているようで、本堂にキツネが逃げ込んだ後、仏様が2つになっているのを見て「あ、化けたな」と口々につぶやいていた。

 でも、ちょっとずいとんさんをからかっただけなのに、思い切り叩くなんて、ちょっとキツネがかわいそうだと私は思ってしまった。

 

『しりなりべら』

しりなりべら (日本民話かみしばい選・わらいばなしがいっぱい)

 赤い面で尻をなでるとおならが止まらなくなり、黒い面でなでると止まる不思議なしゃもじを手に入れた男が、うまいことやる話。

 よくある話だが、ちょっと詐欺っぽくて私個人的にはどうかな?と思う。おならを止めた人に娘を嫁にやる、というのも、娘にとってはモノ扱いされてあんまりだと思うし。

 それでも、まあ、おならの愉快な音とはっきりした明るい絵に、子どもたちは楽しんでいたようだ。

 

『不思議なリンゴの木』

 「ポーランドって国、知ってる?」と聞いたら、数人が知ってると言った。行ったことがあるなんて言う子がいたけど、ほんとかな?

 ウラジスラフという優しい若者が主人公。とてもいい話だと思う。ウラジスラフは、自分が美しくなりたいとか金持ちになりたいとか、そういう欲はなくて、人のためになることがしたいと考えるのだ。

 ちょっと長い話だが、子どもたちはしっかり顔を上げて真剣に聞いていたので感心した。

 

『ぼく と ばく』

ぼくとばく: ぴっかぴかえほん

 一文字入れ替える言葉遊びの絵本。それでも、ちゃんと最初から最後までストーリーになっているから楽しい。途中から子どもたちも気づいて、入れ替えた言葉を先取りして言ったりしていた。

 「すの か  すの 」とか「っかり んち  っかり んち」とか、おもしろくて喜んでいた。

 

 25分ぐらい?