チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:2年3組(第3回)

◯ 絵本 『パンのかけらとちいさなあくま』 内田莉莎子/再話、堀内誠一/絵

◯ 絵本 『コアラ アラアラ やってきた』 おおなり修司/文、丸山誠司/絵

 教室に入ると、担任の先生は、いらっしゃらなかった。男の子2人が喧嘩して、1人が相手の首をしめたとかで、1人の女の子がすごい剣幕で責めていた。男の子はケロッとしていたので大したことはないのだろうが、喧嘩といっても行き過ぎた暴力は見過ごせなかったのだろう、その正義感の強い女の子は。

 後で一応先生に報告しておいた。

 まあ、その場では私は特に言及はせず、みんな席につかせて、見やすいところに椅子を移動させて、時間ピッタリに始めた。

 

『パンのかけらとちいさなあくま』

パンのかけらとちいさなあくま―リトアニア民話 (こどものとも傑作集)

 私にとってはおなじみの一冊。貧しい木こりの粗末な弁当(パンのかけら)を盗んだ小さな悪魔が、罪滅しのために木こりを助ける話。欲深い地主をとんちでやり込めるところは痛快。

 シーンとして聞いていた子どもたちも、やり込められて麦と牛をまんまと取られてしまった地主が、ひっくり返って死んでしまった場面では、さすがにどよめきが起こった。「え?死んだの?」「そんなことで死ぬか?」確かに・・・唐突ではある。あはは。

 

『コアラ アラアラ やってきた』

コアラアラアラやってきて

 次は楽しい言葉遊びの絵本。いろんな動物がやってきて、いろんな事が起こる。どれも語呂のいい言葉遊びになっている。

 「コアラ アラアラ やってきて

 「バク バクバク やってきて」 など。

最後の「ふんどし ドシドシ やってきて」では後ろ姿にどよめいていた。「お知り見えてんのかよ」って。

 これは声に出したりして、一緒に楽しく読んだ。

 今日で今年度の読み聞かせはおしまい。