◯ 絵本 『ルラルさんのほんだな』 いとうひろし
明日が運動会なのだが、今日は雨降りなので、朝の図書館は大混雑だった。
ちょっと早めに教室前で待機。2年生になってから3クラスに増えたので、1クラスの人数が減って教室が広々としている感じ。
『ルラルさんのほんだな』
「あれ?なんだか見たことある」との声。ルラルさんのシリーズはたくさんあるからね。
これはその中でも私のお気に入り。
ルラルさんが動物たちに地底探検の絵本を読んであげていると、ネズミが「あっ ぼく、そのあな しってる。」と言い出し、みんなでその穴の探検に出かけることになってしまう。「だけど ほんが とちゅうだよ」と渋るルラルさんも結局連れ出されて、穴の中を探検するうち、夢中になってくる。
あちこちの穴を探検したルラルさんは、冒険は本の中にしかないと思っていたのに、
いえから ちょっと そとに でれば すぐちかくに こんなに たのしい ぼうけんが まっています。
と考えを改める。
でも、やがて動物たちは帰って本の続きを読んで欲しいと言う。そして・・・
『さかさことば うんどうかい』
どこかの教室から元気のよい「赤、赤、赤、ゴーゴーゴー!」と運動会の歌が聞こえてきた。子どもたちは気が散った様子もなく聞いてくれていたが、次は運動会の絵本にした。
「さかさことば、っていうのは、上から読んでも下から読んでも同じ言葉ね」と説明すると、すぐに「トマト!」「キツツキ!」と言う声が上がった。
それよりはちょっと長いおもしろい回文がいっぱい詰まっている。全部運動会のシーン。
ざんねん ねんざ
と、キリンが捻挫して包帯を巻いてもらっている場面や、
お昼休みのカバの台詞
ねると ふとるね
などに反応していた。
でも、一番前の子が何度も「わかんない」を連発していたのが気になった。
少し早く始められたので13分ぐらい。