Oさん◯ 紙芝居 『くじらのおれいまいり』 深山さくら/文、石川えりこ/絵
Oさん◯ 絵本 『きょうのごはん』加藤休ミ
私 ◯ 素話 『利口なシカのカンチール』 インドの昔話
私 ◯ 絵本 『ぐるんぱのようちえん』 西内みなみ/作、堀内誠一/絵
今日は運動会の振替休日なので、子どもたちは朝から児童館で過ごしている。でも、意外と少なくて、ちょうど30人。
いつもより早く3時からおはなし会を始めた。いつものようにOさんから。
『くじらのおれいまいり』
瀬戸内海での話。母クジラが潮が引いた岩の上に取り残されてしまう。子クジラたちが頑張って助けようとするが力及ばず、母くじらは諦めて子クジラたちだけでも逃げるようにと言う。
そのとき、瀬戸内海を見守るお地蔵様の声がけで、海の魚や生き物たちが集まってきて・・・。
魚の大群が来た時に、ちょっと聞き慣れない魚の名前が出てきて「わかんない」と。Oさんが「カサゴのことだよ」などと言い換えても、やっぱり「わかんない」「タイは知ってるけど」など、盛んに声を上げる子どもたち。素直だなあ。
『きょうのごはん』
ここに出てくるサンマはさすがに「知ってる!」だった。
隣のうちのご飯は?向かいのうちのご飯は?と、リアルにおいしそうなごはんが次々と現れる。作っている場面からメニューを当てたりして、子どもたちも楽しそうだった。そしておいしそう。
ここで私に交代。
『利口なシカのカンチール』
もとは子鹿にカンチールという名前があったが、絵のない素話でする時にそれではわかりにくいと思い、私は「子鹿」で通した。
利口な子鹿が知恵でワニやトラをうまくかわして逃げる話。
最後の場面で、子鹿がトラに「あの木にぶら下がっているものは、人間の作った釣り鐘ですよ。叩くといい音がしますよ」と言って、トラがそれを信じて叩くところ、「蜂の巣」とつぶやく声が聞こえたので、「トラがそれを叩くと・・・何だったでしょう?」と聞いてみた。すると、一斉に「蜂の巣!」と返ってきたので驚いた。みんな、よくわかったね~。
『ぐるんぱのようちえん』
あまりにも有名なこの名作絵本。なんと50年以上前に書かれたものなのだが、今読んでもとても楽しい。案の定、取り出した途端「知ってる~!」「保育園で読んでもらった!」などと大騒ぎ。
それでも、読み始めると皆夢中で聞いていた。いい絵本って時代を越えて読みつがれていくものなのだ。
25分ぐらい。