◯ 本の紹介と朗読 『ボタン星からの贈り物』 星新一
このクラスは今年度2回め。今日は毎年6年生に紹介している星新一の本にした。
私が持っているのはどれも古い文庫本だが、今では子ども向けに編集されたものがシリーズで出ている。全部ふりがなが振ってあり、おしゃれなイラストもついている。
今日選んだのは『ボタン星からの贈り物』の中から表題作。
倒産寸前の会社が、神にもすがる思いで星に向かって助けを求める信号を送る。すると、思いがけず返電があり、助けてくれるという。その星から新製品の設計図を送ってくれ、会社でそれを製造販売して倒産の危機を乗り越える。それからも頼むと、次々と新製品の設計図を・・・
これは8ページぐらいのショートショートなのだが、10分の持ち時間では読みきれない。気づかれないように時計をチラ見しながら読んでいたが、ちょうど最後の数ページ、オチに入るところで時間になったので、
「続きは図書館で読んでください。図書の先生に『星新一の本はどこにありますか』ってきけば教えてくれるからね。この後どんな結末になるか、自分で想像してみてもいいですね」
と言って締めた。
とにかく、図書館に足を運んでくれればいいな。
10分。