◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵
各クラスの廊下には七夕飾りが華やかに飾られていた。思わず短冊を一枚一枚見てしまう。「やきゅうせんしゅになれますように」などに混ざって、「かぞくがけんこうでながいきできますように」というのもあった。
『サラダでげんき』
これは1年生の国語の教科書に出てくる話だが、まだ習っていないので先取りで読んであげようと思って持ってきた。知っている子はいなかった。
風邪を引いたお母さんが元気になるようにと、りっちゃんはサラダを作ることにする。すると、次々といろいろな動物がやってきて、鰹節を入れるといいとか、ハムを入れろとか、アドバイスをくれる。
北極海のシロクマからカタカナの電報が来るところは、今の子供達にわかるかな?と少し不安になった。おまわりさんが馬に乗ってくるというのも、すごい。
最後は、なんと飛行機に乗ってアフリカのゾウがやってきて、サラダの仕上げをしてくれる。
長新太さんの明るい絵と、楽しいお話のおかげで、ほんとに元気になれるような絵本だ。
『かぞえうたのほん』
これは私の定番絵本のひとつ。このクラスで読むのは初めてだが、知っている子が多かったようだ。笑ったりもせず静かに聞いていたので、ちょっと拍子抜け。せめて「へんなひと かぞえうた」のところでは笑ってほしかったなあ。
これでギリギリ10分。