◯ 絵本 『きつねどん』 洞野志保/再話・絵
◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵
2年生も七夕飾りを作っていた。短冊を見ると1年生とは大違いで、びっくりした。しっかりした字で、漢字も使って書いている。1年でこれほど進歩するのだ。子どもってすごい。
『きつねどん』
ハンガリーの民話だそうだ。「ハンガリーって国、知ってる?」と聞くと、「聞いたことある」「知ってる」など。
洞野志保さんというのは私は知らなかったが、なんともしっかりした絵を描く人だ。白地を残さず、がっちり描く。動物は服を着て歩いているものの、結構リアル。
お話は、3回繰り返して4回目にどんでん返しという古典的なパターン。
ずるがしこいキツネがお人好しのアカギツネ、オオヤマネコ、オオカミ、と次々に騙してニワトリやガチョウや子豚をせしめて食べる。そこまでの3回は台詞もほとんど同じで、動物が変わるだけ。でも、どうなるかな、どうなるかな、とドキドキ感が盛り上がる。
ついに、クマのところへ来た時、台詞がちょっと違うことに気づく。そしてキツネは・・・。
初めは「きつねうどん?」などとふざけていた子どもたちも、お話が始まるとみんな静かに聞いていた。
『カニツンツン』
これは私の定番絵本の一つで、月刊誌を使っていたのがぼろぼろになったため、ちゃんとした単行本を買ったもの。
このクラスでは初めてだったらしく、意味のわからない言葉の羅列に、クスクス笑いが起こった。やっぱり楽しいんだよね。私は久しぶりだったせいか、読むのがちょっと大変だった。練習しないと。
『もりもりくまさん』
これを出すと、みんな嬉しそうな声を上げた。「あ、それ!」「もりもりもりもり」「わお!が出てくるやつ」
いつものように楽しく読めた。ちょうど時間ピッタリ。
少し早めに始めさせてもらえたので、13分ぐらい。