◯ 絵本 『しりっぽおばけ』 ジョアンナ・ガルドン/再話、ポール・ガルドン/絵、代田昇/訳
◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵
さすが6年生。先生がいらっしゃらなくても自分たちでちゃんと席について、「どうぞ」とわざわざ招き入れてくれた。
このクラスは今年度初めて。
『しりっぽおばけ』
暑いので、怖い話を持ってきた。小さい子たちは本気で怖がっちゃうけど、6年生ぐらいならちょうどいいかな、と思って。
これは思ったより長くて、10分ちょっとかかる。だから今日は少し早めに始めさせてくれて助かった。
お話は、森の中の丸太小屋で3頭の犬と一緒に暮らしているじっさまが主人公。仮がうまく行かず、お腹をすかせていたところへ、丸太の隙間から入り込んできた不思議な動物があった。じっさまは、すぐにその太くて美味しそうなしっぽを斧で切り落として食べた。
その後、不気味なガリガリという音や、「しりっぽ、しりっぽ!おれの しりっぽ・・・」という低い声が襲ってくる。
ジリジリとじっさまを追い詰めていくところが、静かに怖い。そして、最後はまさかのバッドエンド。
子どもたちはただ静かに聞いていた。
私はちょっと過剰演技になってしまったかもしれない。そのくらい、のめり込んでしまう大好きな絵本。
『もりもりくまさん』
少しだけ時間が余ったので、気分直しに楽しい定番絵本を出した。これを出すと、みんなの顔がパッと明るくなる。いい絵本だな。
13分ぐらい。