◯ 絵本 『ウェン王子とトラ』 チェン・ジャンホン/作、平岡敦/訳
◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵
教室いっぱいに机が並んでいる。3年生は今年から2クラスになってしまったので、クラスの人数が多いのだ。でも、みんな行儀よく聴く体制になっていた。
『ウェン王子とトラ』
これはすごい絵本だ。とにかく絵がド迫力。子どもを猟師に殺された母トラが、人間を憎んで村を襲うようになる。それに対抗するために王は兵を出そうとするが、占い師は、トラの怒りを鎮めるには、ウェン王子をトラに差し出すしかないと言う。生贄にするのかと思いきや、「王子様が危ないめにあうことは、けっしてないでしょう」と。
そのとおり、トラはウェン王子を自分の子のように育てる・・・。
お話も劇的で、素晴らしい絵本だ。
子どもたちもしーんとしてよく聴いてくれた。これが8分半ぐらい。
『もりもりくまさん』
残った1~2分で、定番絵本からどれを読もうかちょっと迷ったが、明るいこの絵本にした。
残り時間に合わせて、今日は早口言葉のようにサラサラっと読んだ。なんと、私の口の滑りがすごくよくて、気持ちよく流れるように言葉が飛び出してくる。長年、何十回何百回(?)と読んできた絵本だからだけど、今日はまったく止まらずに一息に読めて、気持ちが良かった。
子どもたちも先生も、ちょっと感心していたと思う。
10分。