チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:6年1組(第3回)

◯ 本の紹介『盗賊会社』より朗読『助言』

◯ 絵本 『ぺちゃくちゃ ばーぶー』 たかどのほうこ(こどものとも年少版2018年10月号)

 「6年生になってから図書館の本を借りたことのある人?」ほぼ全員。

「では、2学期になってから図書館の本を借りたことのある人?」やはりほぼ全員。

6年生を図書館で見かけることは少ないので、これは意外だった。でも、あとで考えてみると、ちょうど読書週間が始まったところで、全員借りるように指導があったのかもしれない。

 『星新一って聞いたことある人?」ゼロ。やっぱりか。

 

『盗賊会社』より朗読『助言』

星新一ショートショートセレクション〈12〉盗賊会社

 星新一ショートショートの説明をしてから、この中から1篇を朗読することにした。『助言』は、突然やってきた宇宙人にうまく言いくるめられて対立国との戦争を始めてしまったある国の元首の話。

 朗読していて気づいたが、音だけで聞くとわかりにくい言葉がある。「元首」は言葉自体難しいので「国の一番偉い人、総理大臣とか大統領とかね」と一言説明を入れた。その他、「他国」「他星」などは字で見れば難しくないのだが、音だけで聞くとわかりにくい。1回目のときだけ、さりげなく「他の国」「他の星」などと言いかえを添えた。

 興味を持ってくれる人がいたらいいなあ。

 

『ぺちゃくちゃ ばーぶー』

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 少し時間が余ったので、かわいいお話を1冊読んだ。私の大好きなたかどのほうこさんの新作。

 おばあさんのつぶやきを、そよ風、葉っぱ、小鳥、と伝えていって、小鳥が赤ちゃんに伝え、赤ちゃんがお兄ちゃんに伝え、最後にお兄ちゃんがちゃんと正しくお母さんに伝え、おばあさんの願いは叶えられる。

 赤ちゃんが小鳥の言葉を理解するところあたりから、「すげぇ」とつぶやきが聞こえ始めた。

 終わってから「赤ちゃんは人間の言葉を話せるようになるまでは小鳥の言葉を理解すると言われているんですって」と、たかどのほうこさんのおっしゃっていたことを話した。

 

13分ぐらいかな。