Oさん◯ 紙芝居 『おもちおばけ』古山広子/脚本、福田庄助/絵
Oさん◯ 絵本『かえるをのんだととさん』 日野十成/再話、斎藤隆夫/絵
私 ◯ 素話『まさかの話』
私 ◯ 絵本『にたものどうし』 奥井一満/文、U.G.サトー/絵
4時からの予定で行ったのだが、児童館の都合でいろいろあって、実際に始められたのは4時20分頃。インフルエンザは、まだここでは流行していないとのこと。
『おもちおばけ』
今の時期にちょうどいい紙芝居。おもちのおばけに捕まってしまった父親を取り返すためにがんばる男の子。
それほど怖くはなく、おもちがプーッとふくらんで中に取り込まれてしまうところ、そのまま縮んで閉じ込められてしまうところ、助けるために再度火鉢であぶってふくらませていくところ、なかなかおもしろい。
最後は、部屋を綺麗にしておかないとおばけが住み着いてしまうのだという教訓じみた感じになっている。
『かえるをのんだととさん』
有名な昔話だが、うまく絵にしたものだと思う。派手でわかりやすく、次々といろんなものを飲み込んでいくおじいさんに、子どもたちも驚いたり喜んだりしていた。
ただ、次に何を飲み込むかが絵でネタバレしてしまうのが、絵本の弱点かな。
ここで私に交代。
『まさかの話』
おじいさん繋がりで、「お話を聞くのが大好きなおじいさん」と言うところから始めた。実は吉四六(きっちょむ)さんのとんち話のひとつ。
吉四六さんがおじいさんにお話を聞かせるという二重構造になっているため、語り方に気をつけた。吉四六さんのお話と、それを聞くおじいさんと吉四六さんのやりとりが混乱しないように、口調や間を工夫した。
おかげで子どもたちはちゃんと理解してくれたようで、最後におじいさんが約束を破って「まさかそんなこと・・・」と言ってしまう場面では「あああ」という声も上がった。まあ、それ以上に自分たちが「え~、ありえない」と叫んでいたが。
『にたものどうし』
Oさんの紙芝居と絵本がどちらもちょっと長めのお話だったので、私は軽いものを選んできた。
これは自然のものと人間の作ったもので似ているものを挙げていく絵本。さっきの素話に出てきた「とんび」が最初のページに出てきて、ちょうどよかった。とんびとハンググライダー、似ているね。他には、カマキリの足と電気スタンド、魚の鱗と屋根の瓦、などなど。
子どもたちは「ああ、似てる」とか「似てないよ」とか言いながら見ていた。
25分。