◯ 絵本『まめとすみとわら』せなけいこ
◯ 絵本『ちくわのわーさん』岡田よしたか
◯ 絵本『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵
このクラスは、なんとまだ2回め。しかも前回は、去年入学して間もない5月のこと。6年生までのいろんなクラスに入るようになってから、1つのクラスに行く回数は減ってしまった。しかたないけど。
『まめとすみとわら』
人気の絵本らしく「知ってる~」の声が上がった。
これはおそらく昔話をもとにしている。お鍋で豆を煮ていると一粒の豆が飛び出したところから始まる。それを見てお鍋の下の火の中からわらと炭がひとかけ飛び出してくるところなど、かなり昔だ。炭火で煮ていたってことだから。まあ、子どもたちは違和感を持った様子ではなかった。
川を渡る場面では「あ、わらが橋になればいい」と予想している子が何人もいた。
最後の「ほーら、いまでも そらまめには、くろい いとで ぬった あとが あるでしょう」にはキョトンとしていた感じ。そら豆を実際に見たことのある子はそんなにいないんだろうなあ。
『ちくわのわーさん』
これも人気。「あ、それおもしろいんだ」と嬉しそうに言う子がいた。ちくわがうねうね歩いていくところや、途中で出会うマカロニやスパゲッティやドーナツや巻きずしなんかとのやり取りがとぼけていておもしろい。
最後におでんになった場面では「ほぉ~」と声が上がった。「昨夜おでん食べた人?」と聞いたら数人手を上げた。
ここからは定番絵本。といっても、このクラスにとっては8ヶ月ぶり2回目なんだけど。
『もりもりくまさん』
「あ、覚えてる~」と言う子と「?」という子がいた。でも、読み始めると思い出したみたい。明るくて、言葉も調子よくて、いつ読んでも楽しい絵本。てんこもりのもりそばや、くまさんの力こぶや、たくさんのごちそうなど、驚きの声を上げながら見ていた。
『こんにちワニ』
「これは覚えているでしょう?一緒に言ってね」といって、ゆっくり見せながら、一緒に声を出してもらった。こうして参加型にするのも楽しい絵本。
時間があったので、いつもよりかなりゆっくりと読んでいったのだが、終わったら「早っ」と言われた。
13分ぐらい。