◯ 絵本『オオカミのはつこい』 きむらゆういち/文、田島征三/絵
◯ 絵本『パンダ銭湯』tupera tupera
なんと、このクラスは今年度初めて。そしておそらく最後。うかつだった。それなら定番絵本を入れるべきだったな。
『オオカミのはつこい』
田島征三さんのダイナミックな絵がすばらしい。このオオカミシリーズはこれで5冊目らしい。強そうだけど、ちょっと抜けていて、なぜか憎めないオオカミが主人公。
今回は、かわいいメスオオカミに出会って、なんとかアピールしようとするのだが、すべて裏目に出てしまう。
獲物をかっこよく捕らえるところを見せようとしたが、すばやく逃げるノネズミやウサギに翻弄されて「まるで おどけて おどっているみたいです」というところなど、見開きのページいっぱいに涙目で身を捩っているオオカミが描かれていて、すごい。
子どもたちが一番反応したのは、遠吠えに力が入りすぎて「ウヒョヒョヒョヒョ~ン!」となってしまったところ。私がうまく読めたってことかな。
最後はめでたしめでたし。
『パンダ銭湯』
これは人気の絵本なので、口々に「あ、知ってる」「それ、好き!」「図書館にもある」などと盛り上がる。
セリフみたいになっているところが多くて、ちょっと読みにくいのだが、指さしながらなんとか進めた。
やっぱりおもしろい。子どもたちも、さっきの絵本とは打って変わって、いろんな茶々を入れてくる。それもまあ、楽しく聴いてくれたってことかな。
10分。