◯ 絵本『ゆめねこ』真珠まりこ
◯ 絵本『パンダ銭湯』tupera tupera
元気のいいクラス。とても反応がいい。
『ゆめねこ』
表紙を見せた途端、「目が怖い」の声。そうかなあ。全体的に神秘的な雰囲気なのでそう感じたのかもしれない。
初めのページで、そのねこが「やあ けんちゃん あそぼうよ」と話しかけてくるところでも、「怖い」などと言っている。お話の中で猫がしゃべるなんて普通のことなのに。
けんちゃんが何度も、目が覚めてホッとするが、そのたびに猫の耳が生えていたり、しっぽが生えていたり、不思議な事が起こっている。
おばけが出てくるわけでもないのに、子どもたちは怖がっている様子。私はどこが怖いのかわからなかったが、そういえば作者の真珠まりこさんも「怖い絵本」とおっしゃっていたような。
最後にやっと本当に目が覚めてホッとしたところで、お母さんにしっぽが生えているのに気づいて子どもたちは「ああっ」と言っていた。
『パンダ銭湯』
このクラスでも「知ってる~」の嵐。中でもひとり、先取りして説明しようとする子がいて、「ネタバレ厳禁」と言っても通じなかった。まあ、邪魔になるほどじゃなかったから、放っておいたけど。
最後の場面で、お父さんパンダの耳の後ろに塗り残しがあるところ、知っている子がさっさと指摘して、みんな「あ、ぬってない」と盛り上がった。
『かぞえうたのほん』
最後は定番絵本。といっても、すごく久しぶりで、覚えていない子が多いようだった。
「へんなひと かぞえうた」で異様に盛り上がって、次の「すいぞくかん かぞえうた」に進んでもまだ収まらない。「腐ったきゅうり食べたら絶対腹壊すぞ」などとやり取りしていて、ちょっと困った。こんなの初めて。
11分。