Oさん◯ 紙芝居『おおかみのまゆげ』YUJI
Oさん◯ 絵本『せんのはっけん』鈴木康広 (かがくのとも2019年2月号)
私 ◯ 絵本『こぶとりたろう』たかどのほうこ/作、杉浦範茂/絵
暴風が吹き荒れていた。そのせいで、子どもたちは十分外で遊べなかったらしい。
それでも、ちゃんと集まって聴いてくれた。
いつものようにOさんから。
『おおかみのまゆげ』
最初は、ざわざわしていた子どもたち。主人公の奥さんの迫力あるすごい顔にびっくりして、だんだん話に入り込んできた。おおかみにもらった眉毛をつけてみると、真人間は少なくて、ほとんどの人間はなにかの動物の化身だという。
終わってから児童館の先生が「みんなは本当の人間かな?」というと「当たり前じゃん」と自信たっぷりの答え。
『せんのはっけん』
今日は私が長い本を読む予定なので、Oさんには短くて参加型のものをお願いした。それがこれ。いろんな線が出てくる。子どもたちは、初めのうち「それ、線じゃないじゃん」などと言っていたが、要領がわかってからは結構よく当てていた。スイカの線やケーキを切る線など、美味しそうなものもいろいろあったよ。
『こぶとりたろう』
これは15分もかかる絵本なので、学校の朝の読書タイムには読めず、児童館で読みたいとずっと思っていた。でも、図書館では貸出中が多く、なかなか借りられなくて、先日やっと借りてこられたのだ。
「こぶとりじいさん」のお話が出てくる現代版の話。頭を柔らかくして勉強していたたろうの頭に4つのコブが出てしまった。国語・算数・理科・社会のコブらしい。そんなかっこ悪いコブをなんとか取ってもらいたいと、昔話の「こぶとりじいさん」にならって、妹のちょん子とともに、オニを探しに夜中に出かける。
長いけど、おもしろくて、読みがいがある。たろうがオニと一緒に「五、三じゅうごの、五、四にじゅう!」と歌って踊るところでは、笑いが起こった。
私もよく練習していったのでうまく読めたし、子どもたちも最後までちゃんと聴いてくれて、よかった。
30分。