チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:5年3組(第1回)

◯ 絵本『いなばのしろうさぎ』赤羽末吉/絵、舟崎克彦/文

◯ 絵本『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 今年の秋から5年生が3クラスに増えて編成替えされ、5年3組ができた。5年3組だけは他のクラスからは離れて1階の端の方、もと少人数授業に使っていた教室をあてられている。ちょっと不思議な感じ。

 

『いなばのしろうさぎ』

日本の神話〈第4巻〉いなばのしろうさぎ

 初めに日本の神話についてちょっと説明した。この子達には、ほとんど馴染みがないようだった。

 この絵本のシリーズは、かなり本格的で、神様の名前や地名など、元のまま漢字で(ふりがなあり)書かれているし、言葉も時々古風で難しいものが出てくる。読むのも難しいので、よく練習してきた。

 大国主(おおくにぬし)の命が兄の八十神(やそがみ)たちに従って旅をしている途中、皮を剥がれた白ウサギに出会う。兄たちの意地悪で余計にひどくなった傷を見て、大国主の命は正しい手当の仕方を教える。

 その後、八十神が嫁に貰おうとしていた八上姫(やがみひめ)が、大国主に嫁ぎますと言ったため、大国主は八十神に命を狙われることとなる。

 なんともひどい話だ。

 それでも、神話だからこういうものなのかな。私はゆっくりと読み、子どもたちは静かに聴いていた。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 疲れただろうから、息抜きにこれを読んで終わりにした。5年生にもなるとさすがに声には出さないが、ホッとしたような表情を見せていた。

 

11分。